有難い事

今年で123年のココロヤですが、今までもやってはいましたが、お受けしても専門家さんにそのままお願いしていただけで、そう云う意味では僕の代になってからあらたに始めたものに「てぬぐい」や「ハッピ」「のれん」なんかがあります。

只今、大阪の三大祭の一つ、住吉大社の夏祭の衣裳と手拭を手掛けさせて頂いてます。

街ナカに専門ののれん屋さんや旗屋さんがあるように『布』っていうくくりでは同じでも、呉服とはまた違った専門性が必要なので、僕が手掛けるのはおこがましい限り、まだまだ知識も浅く修行不足なのですが、周りの先輩方や職人さんの的確な指導と、こんなところに発注を下さる、暖かい皆さんのお蔭でなんとかやらせてもらっています。

正直、四苦八苦する部分もありますが『生地』や『染』や『縫製』と云った物作りの現場に携わられる事の楽しさや、知識が広がる嬉しさは格別です。

今日は朝から、京の料理屋さんから日除のれんの製作のご注文を頂いたので、船場の洋反物の白生地問屋に伺いました。 ここは綿や麻の変わり生地がたくさんあって、その中に埋もれているとウキウキしてきます。
社長のオススメで、夏の日除のれんには麻を、冬の日除のれんには厚手の綿を仕入れ。

主に上等の婦人服に使うそうで、のれんにするのがもったいないような生地です、良い風合です。
白生地なのでザックリしていますから、これを染めて縫製したら、服になると云うのがあんまり想像つきません。

開店早々なので広幅の丸巻生地がたくさん届いて運ばれています、見た目よりもかなり重いんですよね布って。
おっちゃんらが、汗だくになって、渦高く井桁に積んで行く様子は昔ながらの船場風情で、美しいです。

これを一日かけて売って行きはるんですねぇ。
思えば、染織工場とか問屋さんって、結構な肉体労働で男臭い職場です。
お蚕さんや綿から始まって、最後は商品になって皆さんの元に届くまでには、色んな方々の汗が入っています。

知れば知るほど、あだやおろそかにできなくなって行きます。
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2010-06-22 Tue 12:28 ∧top | under∨
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