琉球行

那覇は牧志の「レネミア」で開催中の「小倉充子展」に合わせて沖縄へ。
建築家の真喜志さん、そして桶田さん、首里織の新垣さん、金良さん、上間さんと再会も出来ました。

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前回は琉球の織物の工房めぐり、今回は琉装の仕立師さんの、お話を聞きました。
(宮廷衣装ではなく、庶民の日常着を中心に)

以下、備忘録。
間違いがありましたらご指摘ください。

・仕立て方、フォルムは唐の装束の影響が残っている、正倉院の古代の着物に似ている。

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仕立て方がわかるように縫った見本

・現在の和装の仕立と、身頃、衽、袖と襟、パーツは一緒、細部の始末が和装と違う。そこに独自のフォルムが生まれる。

・本来は、肩幅、袖幅、生地いっぱい、裄が長ければ袖で折って使う、袖口は閉じない、生地が波打ってなければ、なるべくクケない。身八つ口、人形がなく、縫い閉じる、いわゆる筒そでで1尺3寸を目安(袖丈は長い方が若く、高貴)袖付けに一寸の襠(ワチスジ)

・後ろ幅、生地いっぱい、前幅は後ろ幅よりマイナス5分(同寸もあり)

・繰り越しなし、抜かない。

・日本も以前は、生地がたっぷりしてるほうが豊かさの象徴でした(現在も装束はそういう着方をします、大きい着物をふっくら折りながら着付けてゆきます。)基本は対丈ですが、背中とお腹に生地が余って膨らんでるのが美しいとされている。
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・広衿に掛衿をつけない、表に返して折る(返し襟)

・褄下は低い方が美しいとされる、宮廷は褄下5寸、庶民はその限りではない(これも生地がたっぷりしている方が豊かさを表すため)

・生地は使い切る、余れば身丈を伸ばし、襟先で身揚げをする。

・身頃、脇線は直線縫い、斜めにするのは衿付けの方で、衿丈が長くなる分、衽を切り欠きしないと追いつかない。

・衽下がりは肩山から5分。

最終的には生地幅と生地長さで臨機応変、昔は自給自足で生地幅も9寸、生地長さ3丈たらず、カギおくみ裁ちで工夫をした。村落ごとに、縫い方が違うほど、多様で決まりがないので、正解がない。

男性は紐のような帯でまとめます、女性も細い帯で着付けますが、袴とよばれるステテコのような下着と、筒袖の半襦袢を着用するので、打ち掛けることもあるそう。そして琉装独自の着方がウシンチー(押し衣)という下帯に身頃を挟み込んで着る方法です。
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先の大戦で絶滅の危機、今は芸事で使う人がメイン、和装とチャンプルー(裄、前幅、後ろ幅を体型に合わせる、繰り越しを付ける)になってきている。

小倉充子さんが、自身の帷子でウシンチー着付けをしました。
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消化して、美しい表現ができるように、僕も共に探求してゆきます。


天満橋、マルゼンボタン2階ギャラリーにて
「春の音色展」を開催いたします
2017.4.21(金)〜24(月)の4日間
open11時からclose18時
(月曜日は17時まで)

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皆様のお越しをお待ちしております

・単衣や夏物・ゆかた・キモノに帯
・着物まわりの色々
・新之助上布の綿麻、本麻・墨流し
・千花の墨流し
・「うらら帯」「ふぁんじゅ」
・manamiのレース羽織紐

今年のゲスト(本人来場)は
江戸型染作家、小倉充子
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・小紋作家、松永恵梨子
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そして
ファクトーザジ、ウエダテルオ
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4/22(土)は、19時から、作家さんを囲んで宴会をしたいと思います、こちらも宜しくおねがいします。

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2017-03-28 Tue 21:35 ∧top | under∨
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