晒(サラシ)のこと

sfbryrfvff.jpg

一尺足らずの小幅に織った「和晒」です、織った生地の不純物を取り除き、晒して整理した布なので「さらし」です
市場の呉服屋の定番品です、それこそ昔はこれで肌着から包帯、手拭き、様々に使いこなした家庭の必需品ですから、昔からほんの手間賃ほどの口銭しか頂いておりません、現在税込一反980円です。今や必需品ではありませんが、呉服屋の良心の伝統だと思いますから、変えずに守っています
10メートル保証と書いてあります。ちゃんとしたものは大抵10.5メートルありますが、安い物はメーターが短かったり、晒が粗雑だったりします、用途に応じての使用は可能ですが、ウチでは中でも晒の良い物を選んで仕入れています

右が通称「総理」とよばれる普及品、左は同じ糸を使っていますが、目の詰んだ上級品です

「総理」はいわゆる商品名でありまして、本名は「文(ぶん)生地」といいます
1fvt7fbgbd.jpg
20番手の太めの糸を使い、ざっくりと織り上げています
目が粗く、通気性と吸水性が高く、台所での布巾や掃除をはじめ、日用、実用にもってこいです

目の詰んだ上級品は「特文(とくぶん)生地」といいます
4bry6fdthy.jpg
昔は肌着にしたりしましたが、目が詰んでいる分、染めに向くので現在は手ぬぐいの生地で使われています
「かまわぬ」さんの生地がこれにあたります


晒には他にも種類があります
文生地より細い30番手の糸を使って織った「岡(おか)生地」です
目が細かく触感はしっとりとして柔らかい生地です

これも基本の「岡生地」、より目の詰んだ「特岡生地」に分かれており
目の細かさのため染料のノリも良い「特岡」は浴衣や手ぬぐいに用いられています
ouht6fr4e.jpg

ただ最近「特岡」の浴衣は少なくなりました
「コーマ」が全盛だからです

次は「コーマ」と「特岡」の違いをお話ししたいと思います



別窓 | 着物 | コメント:0 | トラックバック:0
2016-06-16 Thu 11:50 ∧top | under∨
<<コーマと特岡 | ・・・こころや日記・・・ | 晒(サラシ)のこと>>

この記事のコメント

∧top | under∨
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| ・・・こころや日記・・・ |