色を纏う |
今年のこころやセレクトの「新之助上布」はしっとり上品系。もちろん東京でもご覧頂けます
![]() 縞の両脇にほのかに赤い糸が織り込まれています かすかな揺るぎとシボが柔らかさと爽やかさを醸し出します 時期は単衣自分から夏、織良し、柄良し、素材良しの新之助上布。今年の料に如何でしょうか ![]() ![]() 帯で随分雰囲気が変わりますでしょう、着回しが効きますから重宝ですよ 着こなしを構成するのは、着物ばかりではありません「この着物は少し顔映りが」というようなものも こうして帯を変えれば雰囲気が変わり着こなしがより美しくなります、もちろん帯〆や帯揚げも臥龍点睛、最後に加える大切な仕上げです そしておろそかに出来ないのが半襟 清浄で真っ白な襟元も清々しく美しいのですが、昔から女優さんは顔色を美しく魅せる秘訣として、この時期の晴天に「塩瀬の襟地」を日に干したそうです。実際私も、漂白前の生成りの塩瀬をお納めした事もあります。日に干す事によって純白が焼けて、アイボリーになります。襟元は少々アイボリーな方が、舞台映え、テレビ映りが良いそうです。 このお話は、皆さんご存知の方も多いかと存じます、以前は本当に襟といえば「純白」か豪華な「刺繍襟」くらいしかなかったものが、昨今は真っ白以外にも、アイボリー系や、ほんの少し色味をさしたような半襟も出て、女性の皆さんにとって百花繚乱の趣であります、精々ご利用頂きたく そして今回モリタマミさんが「パーソナルカラー」実践編として 麻の絽の半襟をこしらえられました ![]() 絽目の細かさに、涼やかさと、品の良さを感じます 星の数ほどある色の中から、パーソナルカラーの考え方に則り、青みや赤み、華やかさと渋みをバランス良く取り揃え、お顔立ちや、雰囲気に合うものをまとめられました。淡い色の半襟は今までもありましたが、こうしたコンセプトでこしらえられた点が新しくて楽しく的確だと思います マミさんもこう書かれています
![]() 藍染の浴衣がどうも...白地なんて顔映りが...この襟を仲立ちにすれば、解決します ![]() 明るいのを着たいのだけれど、自信がなくって...襟元で中和させましょう たかが小物使い、されど小物使いの 一つ一つを丁寧に組み合わせてゆけば、美しいハーモニーで、それぞれが生き生きしてきます。「ちょっとした工夫や、スパイスの利かせ方」のサポートをするのも、私たちの仕事です 東京でもご覧いただけますから、是非当ててみて違いを感じて頂ければと思います 不肖私めも、昔、武蔵野美術大学でデザインを学んでおりまして、色彩の勉強も、実践もそれなりに修めておりますし、何かお手伝いできることもあると思いますから、どうぞお気軽にお尋ね下さいませ 2016.5.14(土)〜16(月)の3日間 ![]() 東京、表参道「ペリーハウスギャラリー」で 「春の音色展」 を開催いたします ・単衣や夏物・ゆかた・キモノに帯 ・着物まわりの色々 ・新之助上布の綿麻、本麻・墨流し ・「うらら帯」「ふぁんじゅ」 ・「み々弥」の夏帯〆、帯留 ・ガラスの帯留「東風杏」 ・「kimito」の七宝焼の帯留 ・「ツバキ庵」モリタマミのグループカラーコンサル ご好評にお応え致しまして ・千花の墨流し ![]() ・manamiのレース羽織紐 ![]() もご覧頂けることになりました!表参道でお会いいたしましょう |
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