「ゆかたとてぬぐい銀線細工」小倉充子の新作 |
小倉充子・松原智仁・鴨川志野
「ゆかたとてぬぐい銀線細工」展 2016/4/8(金)〜4/13(水) 大阪こころやにて 新作が続々と上がっております。まずは小倉充子さんのご紹介を 充子さんは北斎。江戸っ子の軽みと洒落が詰まっています。寄席好きで、食いしん坊の芝居好き。そして生まれ育った神保町の人と街の匂い、それが濃厚に図案に表現され、嬉しい気持ち、芝居の感動、美味しかったお酒、感動したいつかの風景が、想い入れ深く作品に転写されます 作品ですから、独特の存在感があります、普通に考えるとちょっと着こなせない強さです。けれどこれが、着るとすんなり粋におさまるんです。図案の時点で着姿を想定して製作されるのがコツでしょう、濃淡や粗密が大きな流れをつくり、奥行き感が出ます、それが着姿の美しさにあらわれます ![]() 「近松」 一緒に行った文楽の、義太夫と太棹の濃密な世界観が、描くのが難しいと言われる人形を通して伝わってきて、驚きました ![]() 「東都美味図鑑」とうとおいしいものずかん 今年の新色です、これ去年あまりに美味しそうでしたから、酔狂にも拙ブログで説明を「小倉充子ゆかた東都美味図鑑案内」として掲載しております ![]() 新作「浪花美味図鑑」なにわおいしいものずかん 十三は「喜八洲」のみたらし 酒饅頭が名物ですが、ぼた餅も大福も甘さ控えめでもって塩味の効いた餡が酒呑みもモッテコイ、ここのみたらしはお団子が筒型なのでタレがたっぷり絡みます 大阪名物の「純喫茶」のプリンとサンドイッチ 昭和味な自家製プリンに、懐かしい形のサンドイッチ。万博の頃の華やかな大阪の豪華な豪華な内装は、高度経済成長の夢がたっぷり詰まっています 住吉「廣田家」の豆ご飯 ここの豆ご飯は、炒った大豆を炊き込んであるので、香ばしくって美味しい、昔ながらの住吉名物です 丁寧に丁寧に流されず醸されている、能勢の銘酒「秋鹿」のワンカップ 宗右衛門町名物、芸妓さんの着物のような姿の美しさ「本二鶴」の茶巾寿司 織田作之助、夫婦善哉にも載っている、千日前「自由軒」のカレー 難波新地「重亭」のハンバーグ ナイフを入れると肉汁の洪水、ポークチャップも美味しいですし、ビフテキの柔らこうて美味しいこと 道頓堀「たこ梅」の関東煮。たこの甘露煮が名物です 船場は「鮨萬」の二寸五分の懐石ともいわれる箱寿司 大阪人の夢と希望が詰まっています ![]() 新作「琉球美味図鑑」りゅうきゅうびみずかん まだ中身は聞いていません、けれど妙に実感的で美味しそうなんですよね、去年、充子さんが琉球を訪問なさった時に、楽しい仲間と呑んだ食べた思い出が、そのまま形になっているのでしょう 小倉充子さんは 九日の午後から十日に大阪入りしますから、そのあたりのお話も聞いてみたいと思いおります 次は鴨川志野さんをご紹介致します 才能とセンスがキラキラしている三人による作品展です 一番楽しみにしているのは私かもしれません 個性的な作品、新しい作品、美しい作品の数々をどうぞ心ゆくまでご堪能ください 「ゆかたとてぬぐい銀線細工」の次は 2016.4.22(金)〜25(月)の4日間 天満橋、マルゼンボタン2階ギャラリーにて 「春の音色展」 を開催いたします ![]() ・千花の墨流しのゆかた ・新之助上布 ・新作注染ゆかた ・単衣や夏きもの、帯や着物まわり ・minamiのレース羽織紐 ・ふぁんじゅ ・うらら帯 そして130周年を記念し初心に返って「音色展」創立メンバー 「み々弥」「東風杏」さんの作品をご覧いただきます 皆様のお越しをお待ちしております |
この記事のコメント |
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
この記事のトラックバック |
| こころや日記 |
|