祭のあと

今まで通りの静かなココロヤです。
でも、何か違います、あんなこともこんなことも、夢が一杯です。
ちょっと虚脱感もありますが、とある師匠のご襲名のてぬぐいにハッピを気合いを入れて調製しなければなりませんし、お求め頂いた伊勢木綿を、一点一点気持ちを込めて仕立て屋さんに出さねばなりません。
皆さん首を長くして出来上がりを待って下さってるんですから。

止まったらアキません、走り続けないと、そんな風にして下さっている皆さんに感謝しなければ。

イベントが終わって呑みに行ったならば、珍しく呂律が回らなくなる位、酔いました。
そんな事って、本当にないんです。
嬉しかったのと気を許せる友達だったのと、お酒がおいしかったのとで。。。。。

文楽を聞きました。
「妹背山女庭訓」昼の部の「妹山背山の段」が大好きで大好きで、飛んで行きました。

紀の国と大和の国の国堺、満開の桜の吉野川を挟んで敵対する太宰の後室定高と大判事、相思相愛の定高の娘雛鳥と大判事の子息久我之助、大悪人蘇我入鹿の無理難題に、両家は過去の行きがかりを捨て、涙ながらに子を手にかけます。たがいに相手の子の命を救おうとする一心なのを、川ごしに双方とも死んだことを知ったときには、時すでに遅し、頃は雛の節句、切腹をして瀕死の久我之助のもとに、せめてもとお嫁入りの道具の代わりにお雛様の道具を、首だけになった雛鳥は小さな御殿駕篭に乗せ、川に流して久我之助の元に向かいます。

琴の音と、満開の櫻、美しい舞台面に「嫁入り道具、行器、長持犬張子、小袖箪笥の幾さおも、命ながらへ居るならば、一世一度の送り物、五丁七丁続く程」と華やかなのに悲しい浄瑠璃の語りが胸を打って。。。

クライマックスの浄瑠璃の詞章がまた。。。
「倅清舟承れ。人間最期の一念によって、輪廻の生を引くとかや。忠義に死する汝が魂魄、君父の影身に付き添うて、朝敵退治の勝ち戦を、草葉の陰より見物せよ。今雛鳥と改めて、親が許して尽未来まで、変わらぬ夫婦。忠臣貞女の操を立て、死したる者と高声に、閻魔の庁を名乗って通れ。」

住大夫さんと、綱大夫の掛け合いは、奇跡を見るようです。
涙が止まりませんでした。

飲み会で笑って、浄瑠璃で泣いて。
我ながら道楽やなぁと思わないでもないですが。。。。。
別窓 | 着物 | コメント:2 | トラックバック:0
2010-04-25 Sun 13:09 ∧top | under∨
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この記事のコメント

丸洗いをお願いしたいのですが、いつお休みでしょうか?
2010-04-27 Tue 19:56 | URL | あちこ #-[ 内容変更]
ありがとうございます!
木曜日お休みを頂いております。
どうぞ宜しくお願いいたします!
ご不明な点は
mail@cocoroya.comまでどうぞ宜しくお願い申し上げます。
2010-04-27 Tue 21:36 | URL | ココロヤ #-[ 内容変更]
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