忘年会を致しました

住吉大社駅そばの、老舗の料理屋さん「廣田家」さんで、昨晩忘年会を開催致しました

お世話になりっぱなしの六代目笑福亭枝鶴師匠にお越し頂いて、座敷で高座という分不相応な恐れ多いことを致しました

まずは、洋服から高座着へ枝鶴さん自ら説明を交えながらお召替えの実況中継。先人のエピソードや江戸と大阪の持ち味の違い「あの人の着こなしはかっこ良かった」「あの先輩はこんな工夫をしたはる」そして羽織紐の「喧嘩結び」の方法、羽裏の説明に手ぬぐいや、扇子のことまで、微に入り際を穿ち、面白くたっぷりと

お話の中で興味深いことが多々ありました、男性の着付けのことなど他人にあまり聞いたことがありません、僕の場合誰かに習ったわけでもなく、父母や店のオバちゃんに聞いたことをそのまま続けているだけですが、それが師匠の着方や話しとピタリと一致するんです、おそらくこれが昔ながらの大阪の着方なんやと、改めて確認できたのは収穫でした

いまでこそ、襟はキツめに合わせますが、昔は「そんなキツう合わせたら窮屈に見えるで、商売人はそんな着方せんもんや」と言われたことがあったんですが、枝鶴さんも似たような事をおっしゃってました「役者さんはキッチリ合わせはるけど、師匠の松鶴は寛げて着ていた、それが何ともカッコええんや、昔はそんなに詰めんかった」とか

「長着」って言い方を最近知ったけど、「きもの」って言うてたけどなぁ・・・とか、そうなんですよね、長着ってどこの言い方なんやろう、僕も「きもの」と言いますし、同業のおじさん方も「長着」と言うのを聞いたことがないんですよね

羽織紐の先っちょは「Sカン」派。そうです、大阪はSカンが主流でした、着脱が簡単で合理的な気風に合っているんでしょうね「直付:じかづけ」は何か格好良くて粋なイメージがあるので、じかづけの羽織紐も持っていますが、父や祖父のはSカンばかりでした

座敷と言うことで美しい髭紬のアンサンブル、羽織はなんどりした柔らかいグレーに、淡い錆緑青の着物

落語を一席、師走と言うことで「尻餅」を

座敷でもって少人数が取り囲むようにして、高座を聴く贅沢さ、ほんとにバチがあたりそうでした

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宴会は寄せ鍋と名物の豆ご飯。地元の顔なじみの廣田家さんの宴会場は、ウチの父がまだ元気やった頃に毎年展示会をしてた思い出深い場所でもありまして、古いお付き合いです。色々サービスしてくれはって、すっかり甘えてしまい、六時の開宴が気がつけば十時、えらい長居を致しました

大阪締めで打ち上げ、年忘れのめでたさと、来年の弥栄を祈念致しました

また来年も、色々な着物を着て楽しめるイベントを開催したいと思っています。お世話になっている皆さんに来ていただくのはもちろん、初めての方でも、ビギナーの皆様も、ウチでお求めやないみなさまも、どうぞどうぞ

着物を着てもらう機会をご提供して、良さを知ってもらって楽しんでもらって、と言うのがコンセプトですから、その他に何の条件もありません。行き届かない事も多々ある事とは思いますが、僕自身色んな方とお話したいですし、どうぞお気遣いなく、敷居もありませんから、お気軽にお越しいただければと思います

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2015-12-06 Sun 17:23 ∧top | under∨
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