うめだ阪急でご覧いただくものをご紹介/注染

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注染(ちゅうせん)、注ぎ染め(そそぎぞめ)とも申します
明治期に大阪で生まれた、手染めの風合いを多分に残す中量生産品で世界に日本唯一の技法であります

端的に申しますと、大人ユカタの一人前12メートル長の生地を90センチ毎に型紙を使って糊伏せし、蛇腹状に折っては糊伏せ折っては糊伏せを繰り返してゆき、ミルフィーユ状になったものの上から染料を注いで、下からコンプレッサーで吸う、そんなちょっと独特な染め方でありまして
注ぐことによって出る、線の柔らかさ、ぼかしの美しさ、糸の中まで染まることによる発色の良さと深みは、僕は大好きで、ユカタの王様やと思っています。昔ながらの風合いゆえ、色落ちがしやすかったり、染めムラがあったりもしますから、売る側として中々難しいものではありますが、またそれが逆に得も言われぬ、温かさと味わいの深さ、そして着姿の美しさに繋がります。手染めの風合い、そして注ぎ染めならではのデザインをお楽しみください

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ボカシが効いて

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裏まで染まっていますでしょう
余談ですが、これは地色をアイボリーに染めています。真っ白は爽やかで美しいものですが、ともすればお肌の色が負けてしまう事もあり、こうして生成り色にすることにより、肌艶を引き立たせる、作り手の工夫です

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「一人前12メートル長の生地を90センチ毎に型紙を使って糊伏せし、蛇腹状に折っては糊伏せ」
蛇腹状におりますから、広げれば左右対称(鏡のように)染まります、よーくご覧になると「型つぎ・型おくり」の部分がわかります、ある意味これが注染の最大の特徴です、注染は「てぬぐい」にも使われますが、手ぬぐいは切ってしまうので「型つぎ」の部分がわかりません、ゆかたは長いままですから、この型の折り返しの部分を如何にわかりくくするかに、図案師さんの力量がかかっていると云っても過言ではありません、そしてそれであるから仕立ての際に「柄合わせ」も必要になってくるのです

出来上がった既製品を試着してお好みのものを選ぶ、これほど分かりやすくて確実で便利な事はありません
敢えて、こんな面倒な事をしております、けれど手間を掛けた分、きっと、より素敵なはずだと、熱く信じております

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このなかから30~40反、持ってまいります
夏祭に花火見物に是非どうぞ、お引き立て申し上げます

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2015年6月10日(水)~15日(月)

阪急うめだ本店 9階 「うめだギャラリー」


~おしゃれ夏きもの 2015~

に出店します、どうぞ宜しくお願い致します
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2015-06-07 Sun 19:46 ∧top | under∨
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