新之助上布と墨流し/大阪天満橋・こころや夏物新作発表会・東京西荻窪 |
「新之助上布」
師匠と尊敬する伝統工芸士の大西實さんが織りなす布です 綿麻は28000円、本麻は50000円 一般に流通している綿麻や本麻の同価格の布とは全く風合いが違います 「お値段以上」というフレーズで片付けてしまうのは勿体ない。糸から織り、仕上げに至るまで、材料を吟味し、手を抜かず、こだわりのある仕事と職人のプライドが詰まっています。百聞は一見に如かず、衣食住というように、食と同じくらい着る事は大切で、食材に気を使うのと同様に生地にも目を向けて頂きたいんです、夏場は薄着で生地は肌と近く、肌触り、通気性、着心地の良さが大切です、是非触れて見て下さい、身体が喜ぶ風合いをたちまちにわかって頂けると思います。そして存外ユカタや薄物の方がシンプルなだけに着こなしは難しいものです、麻織物は「ロボットのような」シルエットのイメージで敬遠される事もありますが、新之助上布はハリがあってしなやかで、シルエットがしっとりとしていますから、着心地と合わせて、必ずお気に召して下さる事を請け合います ![]() そして新之助上布の白生地を使って、雪花絞と墨流しを染めてもらいました ![]() 良い生地と良い染めが出逢いました ![]() 近江で織って、墨流しは東京へ、雪花は名古屋へ、大阪で検品、近江へ再び戻ってシボ加工です ![]() これは仕上がって畳んだ状態の生地を芯に巻いているところです、慈しみながら一反づつ手で巻きます 手のひらから伝わるしなやかな風合い 「千花」さんの墨流しも大阪に参ります 職人木下さんが水面に落とす美しい染料の色と色のハーモニーと、水と引力を操る手技が生み出す造化の妙、水鏡の極彩色の輝きを生地がすくい映して着物になります、何て贅沢なんでしょう ![]() ![]() 荷物を12箱、天満橋に発送しました。いよいよ明日設営して、あさって初日です ![]() ![]() 4月24日(金)25(土)26(日)27(月)の4日間 天満橋 「マルゼンボタンギャラリー」 2階にて 「音色展2015」 ● こころや、夏の新作発表(新之助上布を使った墨流しや雪花の着物・注染オリジナルゆかた・新作夏物他) ● 千花さんの色無地キモノと墨流しのキモノ ● wa-uraraのうらら帯の新作発表 ● 騎西屋さんの彫金の帯留 ● 五福加奈子さんの清水焼の帯留 ● ツバキ庵モリタマミさんのグループカラーコンサルティング ![]() ![]() 大阪のこころや東京出張展「ココロのよそおい」Tokyo-2015 2015.5.9(土)10(日)11(月) 11:30~18:30(月曜日は17時閉店) 西荻窪「ぎゃらりーがらん」にて |
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