マリアージュ/大阪天満橋・こころや夏物新作発表会・東京西荻窪 |
てぬぐいでお馴染の「そそぎ染」で、今年もオリジナルの型で新色を染めています、展示会ギリギリの上がりになりそうですが、出来次第またお知らせ申し上げますね
これは、去年の内に今年用に染めておいた、生駒山から見た大阪の夜景を描いたユカタです ![]() 夜景っぽく暗くして撮りました ![]() 光のゆらぎを「そそき染」ならではのボカシで表現。ありそうでないユカタが出来ました。このボカシは腕の確かな、感性の高い職人さんしか出来ないんです「キラキラしているように見える」事がいかに難しいことか。僕はお願いしただけで、つまるところ職人さんの作品というても過言ではありません ![]() 仕立てれば、動きのある色っぽい着姿になります ![]() セレクトした本染(注染・産地は大阪はじめ東京、浜松など)も続々入荷中です 「そそぎ染(本染とも注染とも)」といえば、昨年スタジオクゥのお二人が、オリジナルてぬぐいをこしらえはりましたね、天満橋に持って行きますので、どうぞお手にとってご覧ください。大阪で生まれて発展した日本独自のこの染色技法の工程は きものは別腹の「初めての手ぬぐい作り7」「初めての手ぬぐい作り8」で百聞は一見に如かずです この独特の染め方がすっかり好きになり幾星霜、今やてぬぐいやユカタを通してほぼ毎日一年中「注染」と触れております、柔らかい染め上がりと発色の良さ、顔映りが良く、シルエットもしっとり、エエもんでございます。つくづく良う考えてある染めですよ ちなみにてぬぐいと云えば、こんなてぬぐいがあるのです 唯一一軒昔ながらの板締めのほんまもんの「豆絞り」 ![]() どうやって染めてるのやろう?と興味深々で、染め方や染め元を調べるも、わからへんまま月日が過ぎて・・・ さて六年ほど前になりましょうか「雪花絞」の工房を某織元さんがご紹介下さって伺ったんです(ココロヤと「雪花」の出逢いはそこから始まりますが)何とその工房に「豆絞り」があり、染めておられるとの事!びっくりしました、ご縁を感じましたね。長年の疑問が解決し、且つずっと欲しかった雪花絞とも出逢え、名古屋からの帰りの近鉄特急でずっと興奮していましたっけ そんな縁のある、「そそぎ染」と「雪花絞」今年もご覧頂きたいと思いますが、こんなのを作りました ![]() 好きなものを足せば、もっと好きなもんが出来るんやないか、という強欲な好奇心。思い立ったが吉日とこしらえてもらいました。ウチのオリジナルの「エレキ縞」の型でもって注染ゆかた(上の黄色地に白抜きの写真のものを白地にエンジで)を染めてもらった上に雪花絞を施してもらったんです ![]() ![]() 名付けて「注染と雪花絞のマリアージュ」 注染の染料より雪花の染料の方が強いので、注染⇒雪花の工程で注染の色が逃げる原理を生かしました。染料の逃げ方が思った以上に大胆でした、手染め同士の組み合わせで思わぬ効果と表情の面白さにニヤニヤと満足しています 染める前に、それぞれの立ち位置からのアドバイスを得て染めをお願いしました。多分に第一回目として実験的な面もありましたが、尊敬する二人の職人さんの合作で嬉しゅうてなりません どうぞお手にとってご覧ください、そして鏡の前で当ててみて未知の世界を楽しんでください 実際に染めてもらって、具体的に見えた部分もあり、これを肥やしにまた次に生かしてみたいと、お披露目前から来年の事を考えております。フフフ ![]() ![]() 4月24日(金)25(土)26(日)27(月)の4日間 天満橋 「マルゼンボタンギャラリー」 2階にて 「音色展2015」 ● こころや、夏の新作発表(新之助上布を使った墨流しや雪花の着物・注染オリジナルゆかた・新作夏物他) ● 千花さんの色無地キモノと墨流しのキモノ ● wa-uraraのうらら帯の新作発表 ● 騎西屋さんの彫金の帯留 ● 五福加奈子さんの清水焼の帯留 ● ツバキ庵モリタマミさんのグループカラーコンサルティング ![]() ![]() 大阪のこころや東京出張展「ココロのよそおい」Tokyo-2015 2015.5.9(土)10(日)11(月) 11:30~18:30(月曜日は17時閉店) 西荻窪「ぎゃらりーがらん」にて |
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