御礼、新之助とその仲間たち展

上京致しまして、週末「新之助とその仲間たち」展に週末、立っておりました
お越しの皆さまに感謝と御礼を申し上げます

今回はゲストとして、新之助上布の大西師匠の弟子を自認する、整経屋さんが来ておられました

一反の布をこしらえる為には、整経屋さんはじめ、いわゆる「下職(したしょく)」さんと呼ばれる方々の何人も何人もの手を経て完成します。糸を、織物設計に基づき、経糸として必要な本数・長さ・密度・幅および色糸の配列順序などに従い、 一様な張力で整経枠やドラム等に巻き取る作業をしはるのが「整経屋さん」のお仕事です
普段は表には出ない人ですが、「整経」作業の中で、糸が何よりも雄弁に語る師匠の人柄と織物に惚れこんで、一度自分なりのそんな布を織ってみたいという夢を叶えられて、今回展示されていました。

素晴らしいものでした
そして、整経屋さんの立場から、あまり多くを語られない新之助の師匠の想いを代弁するように新之助上布の素晴らしさを伝道する姿にも感動しました

一枚の布は、縁の下の力持ちな皆さんがいないと出来ません、どれが欠けても成り立たないのです、ついつい忘れがちな事ですが、今回強く印象に残りました

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さらりと着やすく、そして着姿が美しく見える工夫や秘密が、やっぱりたくさんありました、貴重な話を聞けた嬉しさは何ものにも代えがたいものです
想いが詰まった布と云うのは、やはり素敵です、着る人の心に響き訴えかけます

そういう物を扱う事が出来る事を誇りに思います

尊い作り手さんに囲まれた時間でした、小売屋として身が引き締まります
私はお客さんに一番近い立場にいます、例えていえば「割烹の板前さん」のような立ち位置でしょうか、人々の想いがつまった素材を生かすも殺すも私自身、心して皆さんに精進してしっかりとお伝えせなアカンなぁと、物作りの皆さんとお客さんの橋渡しをちゃんとせな、バチが当たると思いました次第です

日曜日の千穐楽のレセプションは能役者、川口晃平さんの解説と実演でした
謡曲を聞き、衣裳を拝見し、能面をつけての「筒井筒」のワンシーン、能楽堂でしか見たことのないお能ですが、狭い空間でもってリラックスした状態で、手に取るように見れる場所での観賞はちょっとゾクゾクするような物凄いものでした
終演後親しくお話をさせてもらい感激をお伝えしましたが、お酒が入ってからもサービスの一曲のサワリを謡われたのが最高潮、ギャラリーの和な空間、古格を守って凛とした麻織物たち、伝える事を大切になさる川口さんの演技、そんな事が大好きなスタッフとお客様方が一つになって、室町時代に戻ったような、ちょっと時間が止まったような、不思議な感覚を味わえました

楽しすぎて、写真がないのです。すみません

師匠の奥さんが送って下さった、新鮮で心の籠った旬の自家製野菜や鮒寿司が美味しかったのは云うまでもありません、エエ会に参加出来た喜びの余韻に浸っております


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2015-03-31 Tue 19:02 ∧top | under∨
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