大阪の白鹿足袋の「プラチナ足袋」

小ちゃい頃からキモノを着てるわけですが
最初は与えられた通り着るものの、色気の出る年になるにしたがって、アレンジをしたくなります。それに伴い先輩方のアドバイス(ダメだし)もチラホラと増えるわけで、その中でも印象的やったのは

繻子足袋(黒)の見た目の重さが何だか好きやなくて、白足袋の爽やかさと清潔感が好きで、しばしばはいていましたら
「大阪の商売人は繻子が基本、余程の事がない限り白足袋は履かんもんや、普段から白足袋履くのは神主さんか役者はんや」と云われた事です
理由までは聞きませんでしたけれど、そんなもんなんや・・・と
まぁそれ以来白足袋は滅多と履かんようになりましたけれども
あれ、理由聞いといたらよかったなぁ

ま、そんなこんながあり、未だに僕は繻子足袋プラス色足袋や柄足袋派なんですが
こないだは紋付を着ましたので珍しく白足袋をば

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で白足袋と云えば、これを愛用しております。これは、うちで古うから扱っている、大阪の老舗メーカー「白鹿足袋」のプラチナタビ。足元が至極綺麗に見えまして秀逸なんです

3150円と少々値が張りますが、華やかな昔は芸妓さんがこぞって愛用なされていたと古老から聞きましたっけ

表地は「東レパレル」という帯電防止素材のナイロンを使っています
さぁ、それが安っぽくないんです
青味の白が透き通るようで、綿にはない陶器様の艶がキレイです
また裏はしっかりした綿なので、すべりません
何といっても、洗濯後、乾きが早いのと
アイロン無しで綺麗に形が整うのも嬉しい

決して細形ではありませんが、幅広でもなく、標準ややスッキリめのフォルムが、若干の伸縮性のある生地と相俟って
足が細く、シュッとして見えるんです
そして柔らかく履きやすい

芸妓さんがご贔屓やったと云う理由もわかる気がします

五枚コハゼなので、礼装にもお使い頂けます(関西では五枚コハゼは礼装、四枚コハゼは普段用とわかれます、そうやない地方もあるそうですが)

是非いっぺんおためし頂ければと思います

しかし、この京大阪では黒い繻子足袋ですが、これが江戸では「野暮天」と云われ紺足袋が基本
確かに繻子足袋ってぽってりしてるような気がしますが、東と西では着物の寸法(フォルム)も違いますから(江戸は幅狭めの丈短めでスッキリ、上方は全体的にゆったり丸め)足元の魅せ方も違ってくるのも当然やと思います(履物の履き方もそうです、東は小さめをつっかける、西はたっぷりしたのをゆったり履く)
歌舞伎に例えれば、片や「助六」片や「藤屋伊佐衛門」

最近はキモノを取り巻く情報が画一化、均一化していますから、古臭いようですが、あえてそんなローカルカラー、東と西の違いも大切にしてゆきたいと思います
色々あるから楽しい


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2014-01-26 Sun 19:53 ∧top | under∨
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