問屋さん |
今日は色々ありすぎて書き切れませぬ。
本日はお出かけに、初めて着物にベレー帽を合わせました。 墨色の紬の羽織に焦茶の亀甲の塩沢を着、小物も焦茶、グレーのベレー帽。 TPOに合わせて地味に地味に押さえたんですが、物足りなくてベレー帽と上田先生のシルバーアクセサリーを付けました。 でもどうみても大正時代の丁稚さんの薮入り、もしくは花登先生のドラマに出てきそうなイケズ番頭のよう。 何だか照れくさかった。 あ、お客様から数十年前の「久留米絣」のアンサンブルを頂きました。 今はほとんどない貴重品です。 嬉しいなぁ! 羽織に粋な粋な紐が「じか付け」で付いていました。 これは早速今日の衣裳に付けました。 着物は単衣なので皐月の頃、カッターシャツの上に合わせて見ようと思います。 イメージは明治大正の書生さん風、これとて一歩間違えれば寛美先生の「アホ丁稚」にもなりそうやし、単純にバカボンってのもあるかなぁと。 ベレー帽しかりカッターしかり、こういうお洒落は紙一重だと思いますねん、どないですやろ。 小物の使い方の良し悪しやら、着ている人のオーラで、お洒落になったり野暮になったり。 どうも僕はまだ着姿に自信がありません、まだまだ工夫の余地はありますよ、はよ軽くサラリと着こなしたい。 午前中は昔むかしから取引のある問屋さんの担当だった方がお見えになって、しばし談笑。 そこの問屋さんの昔むかしの、とうはん(お嬢さん)が文豪谷崎潤一郎の「細雪」のモデルだったと聞きました。 色んな文献を紐解いて見ると確かに。 華やかな京の呉服問屋の華やかなりし時代のお話でした。 あ、ちなみにこれまた古い話ですが心斎橋に「くるめや」と云う久留米絣専門店がありましてね。 そこの名物は初代の鴈治郎さんの生人形。 それに久留米を着せてショーウインドゥに飾れば、飛ぶように売れたそうです。 なんて大らかなんでしょう。 話はあっちゃこっちゃですが。 |
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