舞妓黒焼 |
先週の松竹新喜劇の続きです。
「南地大和屋へらへら踊り」 まず幕開きは高津宮の場面でした。 舞台上手には黒焼屋さん。 「高津宮の黒焼」と云えば、大阪の名物の一つだったそうですね。 イモリをはじめ、モグラやシマヘビ、クモにクマノテ、スッポンにイノシシの肝。。。 すごいですねぇ何に効くねやろ。 聞いた話によると「イモリの黒焼」は、ただのイモリやとアカンらしい、交尾しているイモリのつがいやないといけないそう。つがいを引き離して、別々の素焼の壺に入れて蒸し焼きにせんと効き目がないそうな。。。 ほんまかいな、惚れ薬やそうやけども。 ま、何やら効きそな感じはしますけどねぇ。 でクライマックスが、宗右衛門町の大和屋さんの大広間の場。 たくさんの芸妓さんの中に舞妓ちゃんが一人。 その舞妓ちゃんの衣装がリアルで感動。 大阪の舞妓ちゃんは京の舞妓ちゃんと髪型も帯の結び方も違うと言うのは聞いて知っていましたが、役とは云え、まさか生でその大阪の舞妓ちゃんの姿を拝見できるとは! 新地の芸妓さん(うちにてぬぐいを求めに来て下さったことがあります)「さく与」さんのブログから写真をお借りしましたが、京の舞妓ちゃんの「だらり」と違い「やぎっちゃ(矢吉弥)」という結び方。 ![]() 髪型も丸々として帯結びも大阪らしい風情で、可愛らしいですねぇ。 黒焼屋さんしかり舞妓さんしかり、こんな大阪の素敵な文化は是非残っていて欲しいなぁ。。。 お芝居を見ながらつくづく。 もちろん松竹新喜劇も! 新派や歌舞伎辺りでも、新喜劇の脚本をお芝居にかけてくれへんかなぁ。 そしたらもっともっと触れる機会が増えるのに。 毎回毎回「勧進帳」や「舞踊」ばかりじゃ何ぼ役者ハンが変わったかて飽いてきますしねぇ。 「幸助餅」は数年前に初春大歌舞伎でかかりましたけども、「へらへら踊り」も素敵やし、きっと面白いはずです。 |
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