こころや秋のおでかけ「大阪ディープツアー」3 |
さて、錦秋文楽
演目はこちらを、あらすじはこちらを、そして配役はこちらをご覧ください 11時の開演の一幕目は「戀女房染分手綱」こいにょうぼうそめわけたづな まず道中双六の段は、人間国宝鶴澤寛治さんの三味線で華やかに 体と手ぇと三味線が一体になってはるような方です、お三味線の最高峰。いいですよぅ そして重の井の子別れの段 乳人重の井を使うのは吉田蓑助さん(人間国宝)桐竹勘十郎さんのお師匠さんです 「幼い姫の乳母である重の井が、再会した自分の息子三吉との別れを悲しむ「重の井子別れ」 嫁入り当日、姫は両親と別れるのがつらいため機嫌が悪くなりなす 姫の機嫌をとるために、まだ子どもの馬子三吉がよばれます 三吉は、実は重の井の別れた夫との間に生まれた息子でした。重の井はそのことに気付きましたが、大名の姫の乳母という立場から自分が母親だと名乗ることが出来ず、泣く泣く三吉と別れます」 哀切な浄瑠璃の節に乗せて、はなやかではんなりした芸風が持ち味の蓑助さんがたっぷりと人形を遣いはります 人形を見てたらば、三人遣いの人たちが不思議と見えなくなってくるんです 12時5分終演、30分の幕間です 12時35分から14時2分までは「伊賀越道中双六」の沼津の段 神様竹本住大夫さんと綱大夫からこないだ襲名なされた源大夫(もしかしたら体調不良のため休演なさるかもしれません)さんがお出ましになります 人形役割は親平作が<桐竹勘十郎さん、呉服屋重兵衛が吉田玉女さん 娘お米は人間国宝の吉田文雀さんの豪華配役 かわいくかわいく人形を遣いはる文雀さんに、玉女さんも、勘十郎さんも引き寄せられるような人形遣いをなさる方です、ついついお人形に目が向いてしまうでしょうけれど、ここは住大夫さんと源大夫さんの浄瑠璃を是非聞いて頂きたいんです 神様の神様です、すごいですよ 滋味溢れる語りは奇跡的です、目をつぶっていても情景が目の前にありありと浮かびます あっとおどろくストーリの中に親子の情愛がにじみ出て。。。。。 話すと長くなりますから、あらすじは割愛しますが、大好きな狂言のひとつなんです、泣いてても見なかった事にしといて下さいね 終演は14時2分、10分の休憩です 最後は「紅葉狩」 真っ赤な紅葉の道具に絢爛豪華な衣装、華やかな所作、重厚で派手やかな語り 35分間のお芝居ですが、きっとあっという間に過ぎてしまうと思います 賑々しく打ち上げて 終演は14時47分、さてお次は つづく..... ![]() |
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