粉浜の蜆 |
住吉乃 粉濱之四時美 開藻不見 隠耳哉 戀度南
すみよしの こはまのしじみ あけもみず しのびてのみや こいわたりなむ (住吉の粉浜のしじみがふたを閉じてるように、忍ぶだけで、恋い続けるんやろか) 万葉集にあります 天平六年(西暦734年)三月、聖武天皇さんが大阪に来はった時に、誰かが読みはった歌やそうです 今から1276年前の今頃の出来事です 粉浜商店街のあたりがちょうどそうやったみたいですよ 真っ白な粉のような浜が続いてたので「粉浜」と云うそうです いま海は南港のずっと向こうにありますが 住吉っさんから西を望めば、目の前が白砂青松のそら美しい景色やったそうで 大和絵や着物の意匠で、そんな美しい景色の事を「住吉文様」と云います 京の老舗呉服問屋の千總さんのコレクション、白麻地御車松住吉文様帷子(今から200年前の江戸時代の作)です。 波と青松、余白で白砂を表現してはります、美しい。 ![]() |
この記事のコメント |
わぁ。地の白に藍一色ですか。
揚巻の湯呑みの染付けみたいo(^-^)o
2011-03-28 Mon 20:27 | URL | かしぽん #-[ 内容変更]
かしぽんさんコメントありがとうございます
美しいですねぇ着物 昔の人の手仕事はすごいと思いますよ、本当に |
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
この記事のトラックバック |
| こころや日記 |
|