初しばい

初春大歌舞伎を観に松竹座へ。

思い出いっぱいの木挽町の歌舞伎座の暫くお休みは寂しいけれど、おかげで道頓堀に芝居がかかる数が増えて、嬉しい。

上方だけでも、来月は仁左衛門さんの珍しい通し狂言、3月は京で右近さんの一座、5月は團菊祭とたっぷり。あいだあいだには文楽もあるし楽しいことだらけです。

さて、昼の部は「土屋主税」と「男の花道」

ともに道頓堀のガンジロハン専用のお芝居。

「土屋主税」は明治の終わりに初代のガンジロハンの為に書かれた狂言で「男の花道」は長谷川一夫の為に書かれたものを今のガンジロハンが引き継いだもの、長谷川一夫は初代のガンジロハンのお弟子さんやから、今年の初春の道頓堀はガンジロハンワンマンショーの趣です。

「土屋主税」
上方風のはんなりした風情とリアルさがありました。明治大正のモダンな匂いがして、鴈治郎、政治郎、魁車、当時の役者さんたちを重ね合わせながら楽しみました。

「男の花道」
東宝で歌舞伎をやっていた時は、新しさを追及して音楽はテープや洋楽を使ったそうですね。今、歌舞伎ではあまり洋楽やテープは使いませんが、男の花道はべったりとテープです。
藤十郎さんが扇雀時代の大ブレイクの時に梅田コマなんかでこのお芝居をやってはった演出そのまんまなんでしょうか、ちょっと古くさいんですけど、それが味になってて、テープでも気にならない。
臭くて、ベタベタで、粘っこい、大阪らしさ満載です。
歌舞伎か?って言われるとそうじゃない気がするけれど、まわりのオバチャン達がえらい泣いてはって、こういう系統のお芝居はこれからあまりかからないと思うし、あの雰囲気を醸し出せるのは藤十郎さんが最後のような気がするので、そういう意味では貴重なもん見せてもろたなぁと。

しかし藤十郎さん(ガンジロハン)お元気ですねぇ、傘壽でしょ確か。よぅ動きはるし、お肌艶々やし、色気はしたたるようやし。。。客席に舞妓ちゃんがいてはって、そら色白うて別嬪さんですけど、いやいやガンジロハン負けてませんわ、ボロ勝ちかも知れません、華がありすぎです。
我童さんも最後まで遊女のような色気を失いはらへんかったけれど、ガンジロハンもっともっと上かも、オバケですね。

お昼は播重でビフカツカレー。

初春歌舞伎

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2011-01-21 Fri 12:02 ∧top | under∨
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