寒いので |
憧れの三代目中村梅玉丈です
![]() よく見たら肌襦袢にも衿がついています 襦袢にも衿がついて 着物は3枚重ねです 明治大正の頃まで、黒紋付に限らず下着(長着の下に着る長着と同形状の重ね着)を2枚重ねるのが流行りました。昭和に入って贅沢が出来なくなってきて、だんだん簡略化され今に至ります。(いまでも紋付羽織袴の折には白下着を一枚重ねるのが正式です) この風習はもちろん女性にもありました、振袖の重ね衿、留袖の比翼仕立て等がその名残です。 下着の風習は廃れたわけではありません男物の「下着地」というのがまだ細々ながら残っています。 襟元が洒落て見えるし、防寒効果抜群です。 寒いので今の時期は下着が手放せません。 絹物だけの風習やないんですよ、こんな重ね着も決して邪道じゃないんです。 ![]() 防寒肌着の上下に、シルックの襦袢、 お客さんから頂いたうっすら梅の柄を織り出したご年配向けの地味な女物のウールの着物の仕立て替えに 伊勢木綿を重ねています。 腰から下はベロアの前掛けに別珍足袋 別珍足袋の下は。。。。。 ![]() 失礼しました、指割れ靴下(普通の靴下の時もあります)の重ね履きです。 一日店頭に立っていても、ポッカポカ。 けっして重くないですし、洋服をこれだけ重ねたら動けなくなるかもですが 着物なのでゆったり。 ふんわり空気をまとって楽です。 寒い時に「伊勢木綿の重ね着」のテクニックを教えてくれたのは『ひよささん』でした。 なるほどとっても楽で暖かい! 襟元もイイ感じで楽しいです。 ![]() |
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昨年主人が伊勢木綿を購入させていただいたるっこらです。すっかり界隈のファンになった主人と「粉浜には月いちで行きたい」と思いながら、まだ住吉さんに初詣もかなわずです。近々ぜひまたお店に遊びに行きたいと思っています。今年は寒いので、主人もこの間木綿の重ね着で出かけていましたよ~。でも肌襦袢の重ね着とは思いつきませんでした…昔はもっともっと寒かったですもんね。大寒の候、お風邪などに気をつけてお店がんばってくださいね!
るっこらさん、今年もどうぞ宜しくお願い致します!
またふらりとお好み焼を食べにいらして下さいね!! 防寒って昔から皆さん結構工夫してらっしゃいますね。 室内ならばネルの丹前や寝巻、綿入れ半天。 普段着着物なら、今はヒートテックや機能性肌着がありますが、ラクダ(これが高価ですけれどほかほか暖かいんです)の肌着ってのもありましたね。 女性ならネルの肌着(手製)に腰巻き(腰から下がモコモコするのでスタイル的に敬遠されがちですが、とーってもぬくいようです)。 重ね着はもちろん、着物がまだ普段着やった70年代には毛糸で編んだポンチョやスモッグや羽織なんかも流行ってたようです、結構可愛いし一石二鳥ですね、寒い時のおしゃれを色々試て楽しんで下さいね。 |
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