はんてん |
昨日の夜は大嵐、うって変わって今日の朝はうららかな快晴。高台からは茅淳の海や明石海峡、六甲の山々に淡路島まで見れ、とっても綺麗で気持ち良かったのに今は大風と冷え込み、移ろう気候について行けませんよぅ。
この時期は結構寒暖の差がありますでしょう、店頭に「はんてん」を出していますが、寒くなれば売れて、暖かい時は忘れられてしまうんです、えらいもんですねぇ。 「はんてん」と云えば、今や既製品が当たり前ですが、以前は着古した銘仙や木綿の生地等を仕立て直して、それぞれの家庭で手作りをされていました。 手作りはイイものですが、畳の部屋で生地を広げて綿を詰めて行く作業は、綿ほこりも立つし、着物のお裁縫ほどではないですけれど、なかなか手間もかかるので、昭和四十年代に大手メーカーが手作りの風合いはそのままに久留米絣を用いた既製品の袢天を販売し始めたときは手間いらずだと一大ブームになったそうです。それこそ「飛ぶように」売れたそうですよ。 日用品なので出来るだけ安く提供したいと云う事で、メーカーも問屋も、僕ら小売屋も薄利で販売していました、いまはもう「飛ぶように」売れるわけではありませんが、それでもみんな少しづつ倹約していまだに薄利で、大抵のお店で3000~4000円程で売っています(こころやは2940円です)。 ちなみに中国製が980円とかで売っていますが、綿の入れようや縫製が全然違います、一目瞭然です。 縫子さんも高齢化して、この先どうなるかわかりませんけれども、それこそ「呉服屋の良心」みたいな商品なので、いつまでも残っていて欲しいなぁと思います。 最近またちょっと復活のきざしです、灯油が高いからでしょうか、エコだからでしょうか。 「ゆたんぽ」が復活しているのを思うと、古き良きものが見直されているのかも知れませんね。 ![]() |
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寒くなりましたね~
『はんてん』というのですね 最初、ピ~ときませんでしたが画像見て! 「あ~『どんぶく』ね!」とわかりました 仙台弁で『どんぶく』といいます 『どんぶく』着て、こたつでミカン!の季節ですね~
2010-12-04 Sat 11:00 | URL | ルル #L3ZIXwD.[ 内容変更]
「どてら」とおっしゃるかたもおられます「綿入れ」とも。
でも『どんぶく』は初めて聞きました、何だか温かそうな響きですねぇ。 そうそう!こたつでみかんです!日本の冬の風景ですね。 |
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