秋の気配 |
特岡地の注染浴衣で開襟シャツを拵えたのをしばしば着ています。
通気性が良く洗濯も楽、染めも映えるし機能的です。 但しフォルムが何だか昭和。襟の大きさ、丈の長さ、胴回りの絞り具合、袖の長さ、微妙な加減で着姿が随分変わるものですね。 こういう勉強も必要やなぁと痛感しました。 昨日はかわゆらしいかわゆらしい柄行きの結城の九寸名古屋帯のお嫁入りが決まりました。締めやすくて、合わせやすくて、器量良しでとても親孝行な子です。これから仕立てをして、お嫁に出しますが、きっと甲斐甲斐しく働いてくれることでしょう。 今は気温が一年で一番高い時期ですが、秋の心が少しずつ。紬や襦袢、帯、ゆるぎに帯揚げ。 そろりそろりと秋色を揃えはじめています。 まだまだ夏物でないと、到底お出掛け出来そうにありませんが、少し小物に秋色の風情を感じさせるのが、やはりお洒落ですね。 日が暮れるのもだんだん早くなってきたし、夏がこうして過ぎて行くのは何だか寂しい気がしますけれど、これから迎える季節は本当に着物が美しく映える時候ですから、どしどし素敵な着物生活を楽しんで頂ければと思います。 それにほら、実りの秋。 新米に新酒、山海の酒肴。 そして藝術の秋。 笑福亭小つる師匠の、六代目枝鶴襲名披露。 勘三郎丈の御城西の丸での中村座。 そして浄瑠璃。 着物でお出掛けなイベントが盛り沢山! 楽しみですねぇ~。 |
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