お手入れについての覚書 |
改めてお手入れについて、整理の意味も込めまして申し上げます。
我々の古い言葉で「悉皆・しっかい」とも言います シミや汚れといっても原因は様々。症状にあわせた技術で対応します。 基本、汗は汗抜きを、衿と袖口のお手入れのほか、
など、状況に応じてさまざまに対処いたします。 「丸洗い」は、きものをほどかずに丸洗いします。 着物全体の汚れをすっきりときれいにします。 ご注意頂きたいのは、丸洗いだけでは取れないものもあります。 取れますのは、付いてすぐの汚れや、油汚れです。 残った汚れは別の処置が必要です。 そのため当店では汚れに応じて、汗、衿、袖口の汚れを事前に落としてから丸洗いをします。 最後は仕上げプレス加工します。 ですから丸洗いのみで、一律いくら、というのは基本していません。 その時は綺麗に見えても、汚れが後から浮き出してくる恐れもあるからです。 「丸洗い+その他加工賃」となりますので、その都度価格が変わります事をご了承ください。 したがってなんでも「丸洗い」はおすすめ致しません。 基本、汚れた、汗をかいた部分のみの処置で充分と考えます。 また、お酒はこぼされましたら、その時は乾くと何も残りませんが、時を経て変色しますので要注意です。箇所をお伝え下さいましたら、重点的に処置致します。 「洗い張り」は、着物を解き、洗剤を用いて水洗いをし汚れを落とします。水洗いなので全体の汚れはすっきりときれいになります。きついシミや古い汚れはきれいに落ちないので、別途加工をいたします。 |
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