お手入れについての覚書

改めてお手入れについて、整理の意味も込めまして申し上げます。

我々の古い言葉で「悉皆・しっかい」とも言います

シミや汚れといっても原因は様々。症状にあわせた技術で対応します。

基本、汗は汗抜きを衿と袖口のお手入れのほか、

・食事の時にシミを付けてしまった「シミ抜き」
・古い着物の金彩がはがれた「箔直し」
・直射日光で色があせた「ヤケ直し」
・帯を締める胴回りやひざ当たりのスレ「スレ直し」
・湿気を帯びたままタンス保管でカビが発生「カビ落とし」
・紋の色が薄れたときは「紋直し」
・刺繍がほつれたとき「刺繍直し」


など、状況に応じてさまざまに対処いたします。




「丸洗い」は、きものをほどかずに丸洗いします。
着物全体の汚れをすっきりときれいにします。
ご注意頂きたいのは、丸洗いだけでは取れないものもあります。

取れますのは、付いてすぐの汚れや、油汚れです。
残った汚れは別の処置が必要です。

そのため当店では汚れに応じて、汗、衿、袖口の汚れを事前に落としてから丸洗いをします。
最後は仕上げプレス加工します。

ですから丸洗いのみで、一律いくら、というのは基本していません。

その時は綺麗に見えても、汚れが後から浮き出してくる恐れもあるからです。

「丸洗い+その他加工賃」となりますので、その都度価格が変わります事をご了承ください。

したがってなんでも「丸洗い」はおすすめ致しません。
基本、汚れた、汗をかいた部分のみの処置で充分と考えます。




また、お酒はこぼされましたら、その時は乾くと何も残りませんが、時を経て変色しますので要注意です。箇所をお伝え下さいましたら、重点的に処置致します。

「洗い張り」は、着物を解き、洗剤を用いて水洗いをし汚れを落とします。水洗いなので全体の汚れはすっきりときれいになります。きついシミや古い汚れはきれいに落ちないので、別途加工をいたします。
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2018-02-28 Wed 20:30 ∧top | under∨
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