こころや「初春文楽鑑賞会」を開催しました。 |
初春文楽鑑賞会、第三部。
開催いたしました。 妹背山婦女庭訓、お三輪は勘十郎さん。 開演前にお話をたっぷりと、お三輪のかいらしこと。 ![]() ![]() 妹背山婦女庭訓のお三輪ちゃんは、段鹿の子の着物に、だらりの帯、お花畑のような髪飾りをたくさん付けて、ホントに可愛らしいです。 上方の大きな商家のお嬢ちゃんの風を写したそうですけど、こんな無垢な子が恋をして裏切られていじめられるのが、妹背山は好きな浄瑠璃ですけれども胸が痛むのです。 ![]() ![]() 首から背中に垂らしているのは「襟袈裟」と言うもの、上方のみの風習で、幼いお嬢さんらがつけるもので、つと(関東では鬢.びん)の油が襟につかないようにカバーの役目を果たしていたのが、鈴がついて鳴ることでいわゆるGPS(勘十郎さん談)にもなり、装飾的に昇華されたものやそうで、これがまたかなり可愛らしいので、十三詣りの晴れ着に復活せえへんかなと、妄想したり。 次は四月(今のところ四月十日の予定です)にまた開催致します。 客席は昨今のこんな状況ゆえ土曜日やのに少なかったですけれど、鑑賞会は文楽の公演がある限りやって行きます |
本日与利令和三年初賣仕候 |
本日こころやは初売です。
今年はこころや135周年ですから楽しい事ができますように。 まずは封切りに縁起のエエものを。 ![]() 新たな年の船出という事で「召しませ花」のお船の半幅帯、寒い日にも暖かく伊勢木綿。 ![]() ![]() ![]() ![]() 騎西屋さんの帯留めは、難を転じる「南天」に「丑と梅」「丑」そして「梅」 ![]() 牛と梅は天神さんゆかりのもの、先日アップした小倉充子さんの干支の手ぬぐい「車引き」と同じ題材です。 それぞれ通販承ります、お気軽にお問い合わせくださいね。ホントは通販サイトにアップできればお手軽でしょうが、のんびりしていてごめんなさい。 |
工房カモ「十牛図」 |
丑年、新年の手ぬぐいのご紹介。
当たり年のものを飾ったり身につけるのは縁起が良いといいます。 工房カモ「十牛図」 ![]() ![]() 悟りにいたる10の段階を10枚の図と詩で表したもの。「真の自己」が牛の姿で表されているため十牛図といい、真の自己を求める自己は牧人の姿で表されている。 やそうです。 ![]() ![]() ![]() シンプルに図案が可愛いです、ぼかしの具合も良く出来ていて綺麗です。 完売しました ![]() 悟りとか縁がなさそうです。反物を巻きながら死ぬのが夢、おじいちゃんになってもエエ呉服屋になりたいともがき続けたいです。藤山寛美さんの最期の言葉は「エエ芝居がしたい」、六代目菊五郎丈の辞世の句は「まだ足りぬ 踊りおどりてあの世まで」で、カッコいいなと思います。 2月ちょっと面白いことを、粉浜でカモちゃんや、あの人やあの人とやりたいと思っています。コロナ禍が少しでも収まりますように。 |
謹賀新年 |
新年あけましておめでとうございます。
今日は文楽の初日に伺い、法善寺の久佐久さんでおでんに燗酒を頂いて帰宅。 ![]() ![]() お正月なのでヨソユキを。お召しのお付と袴は、さる人間国宝の太夫さんの形見を頂いたもので、こういうキッショに着ます。 大晦日と三ヶ日は食っちゃ寝ぇをさしてもろたので、初売は八日からですが明日からボチボチ呉服屋のリハビリをしたいと思います。 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。 ![]() |
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