新之助上布の墨流し |
今年も新之助上布を使った墨流しを作っています。
![]() 白生地をより良く染まるように手間暇をかけた分、例年より少し遅れています、実はいま染めていて上々の仕上がりです。 ![]() 恭平さんが見本を送ってくれました、もう楽しみでしかありません。 染めたあとは、上布特有の「シボ」を入れてもらうのですが、そこまでは間に合いそうにないので、来週末の上京時は、まず見てもらってからシボを入れようと思います。 ![]() ![]() 新之助上布に合う帯もお持ちします。 「近江 新之助上布とその仲間達展」に参加します。 ![]() 【日時】2020年3月20日(金・祝)~3月22日(日)12:00~19:00 ※22日(日)は落語会&宴のため一般入場~17:00 【会場】 ギャラリーしあん 東京都台東区東上野1-3-2 都営地下鉄大江戸線(つくばエクスプレス)「新御徒町」A1出口 徒歩約2分 そして大阪の皆様お待たせいたしました、月が明けた四月の早々に 「新之助上布展・大阪」を開催します。 ![]() ![]() 新之助上布の手織、本麻、綿麻、帯の生地など、 そしてこころやは新之助上布の墨流し、上布に合う帯たちをご覧いただきます。 【日時】2020年4月3日(金)~4月6日(月)11:00~18:00 【会場】天満橋、マルゼンボタン2階ギャラリー 大阪市中央区島町1丁目1−2 ★京阪電車、地下鉄谷町線の「天満橋駅」歩いてすぐです。「天満駅」ではありません!!ご注意ください。 そしてそして! 「春の音色展」も開催します。 【日時】2020年4月24日(金)~4月27日(月)11:00~18:00 【会場】天満橋、マルゼンボタン2階ギャラリー 【出展】こころや・恭平・染め工房ツクルヤ・waurara み々弥・五福・騎西屋・ねこばん・ふぁんじゅ ・ゑびす足袋 工房カモ、小倉染色図案工房の新作浴衣 こんな時期だからこそ、綺麗なもので癒されて免疫力アップ!お越しをお待ちしております。 |
線香花火の夏の帯 |
線香花火の夏の八寸帯
新之助上布にも合うでしょうね。 ![]() 来週末は上京します、こちらもお持ちします。 東京の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。 「近江 新之助上布とその仲間達展」に参加します。 ![]() 【日時】2020年3月20日(金・祝)~3月22日(日)12:00~19:00 ※22日(日)は落語会&宴のため一般入場~17:00 【会場】 ギャラリーしあん 東京都台東区東上野1-3-2 都営地下鉄大江戸線(つくばエクスプレス)「新御徒町」A1出口 徒歩約2分 そして大阪の皆様お待たせいたしました、月が明けた四月の早々に 「新之助上布展・大阪」を開催します。 ![]() ![]() 新之助上布の手織、本麻、綿麻、帯の生地など、 そしてこころやは新之助上布の墨流し、上布に合う帯たちをご覧いただきます。 【日時】2020年4月3日(金)~4月6日(月)11:00~18:00 【会場】天満橋、マルゼンボタン2階ギャラリー 大阪市中央区島町1丁目1−2 ★京阪電車、地下鉄谷町線の「天満橋駅」歩いてすぐです。「天満駅」ではありません!!ご注意ください。 そしてそして! 「春の音色展」も開催します。 【日時】2020年4月24日(金)~4月27日(月)11:00~18:00 【会場】天満橋、マルゼンボタン2階ギャラリー 【出展】こころや・恭平・染め工房ツクルヤ・waurara み々弥・五福・騎西屋・ねこばん・ふぁんじゅ ・ゑびす足袋 工房カモ、小倉染色図案工房の新作浴衣 こんな時期だからこそ、綺麗なもので癒されて免疫力アップ!お越しをお待ちしております。 |
来週末「新之助上布とその仲間達展」→来月早々「大阪・新之助上布展」 |
来週末は上京します。
東京の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。 「近江 新之助上布とその仲間達展」に参加します。 ![]() 【日時】2020年3月20日(金・祝)~3月22日(日)12:00~19:00 ※22日(日)は落語会&宴のため一般入場~17:00 【会場】 ギャラリーしあん 東京都台東区東上野1-3-2 都営地下鉄大江戸線(つくばエクスプレス)「新御徒町」A1出口 徒歩約2分 そして大阪の皆様お待たせいたしました、月が明けた四月の早々に 「新之助上布展・大阪」を開催します。 ![]() ![]() 新之助上布の手織、本麻、綿麻、帯の生地など、 そしてこころやは新之助上布の墨流し、上布に合う帯たちをご覧いただきます。 【日時】2020年4月3日(金)~4月6日(月)11:00~18:00 【会場】天満橋、マルゼンボタン2階ギャラリー 大阪市中央区島町1丁目1−2 ★京阪電車、地下鉄谷町線の「天満橋駅」歩いてすぐです。「天満駅」ではありません!!ご注意ください。 こんな時期だからこそ、綺麗なもので癒されて免疫力アップ!お越しをお待ちしております。 |
伊勢の型紙 |
昨日のうららかな天気とは打って変わって、今日はずっと雨ですね。けれど日もすっかり伸びて、一雨毎に暖かくなって行くのはウキウキするものです。
![]() 住吉っさんの桜も例年より少し早いかもしれません。 ファクトリーザジとのコラボ手ぬぐい「泣きづくし」型紙の傷みが目立って来たので新調、アナログな原寸大の図案を作りました。 ![]() 最近はイラストレーターのデータを元にした機械彫りも多いですが、これは伊勢は白子の型紙屋さんに手彫りしてもらいます。 敢えて文字や絵の線が細いところを、職人さんの経験で潰れず染まりやすいように太くしてもらいます。そうすると味わいが増します、謂わば職人さんとのコラボでもあるんですよ。 |
爽竹襦袢入荷(濃色もあり〼) |
爽竹襦袢入荷しました。
![]() 夏向きの生地です、肌触りもよくて合繊ですけれど通気性もアップしています、なにより手入れがとても楽です。 ![]() 濃い色もあります、コーデの幅が広がりますね。 透け感が少ないので、単衣時分にもお召しの方も多いです、長い期間着られるのも便利なところです。 |
明日は都合により午後三時にて早仕舞致します。 |
明日、三月七日土曜日。
誠に申し訳ありませんが、勝手ながら都合により午後三時にて閉店致します。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 |
弥生の仕入れ |
初辰詣りで住吉っさんにお詣りしたあとは、京へ夏物の仕入れに上がりました、早く日常に戻りますように。
おみやげは、 ![]() いづうの鯖すし ![]() 松屋常盤の松風 ![]() 千丸屋の湯葉。 こんな時なので敢えて好物を買ってみました。 「こんな時なので」という言葉は便利ですね。「こんな時なのでトイレットペーパー」は気持ちが暗くなりますが「こんな時なので敢えて贅沢」はなんだか楽しい。 「こんな時やから飲む」っていつもの店へ、これは言い訳やとわかってます、つい。 |
雛の節句 |
![]() ![]() 今年もつつがなくお雛さんを出しました。 旧暦の3日、すなわち26日まで店に出御して頂きます。 ![]() 住吉っさんの社務所の奥のお雛さん 元は、この辺りの村のお庄屋さんのやったそうです 禁色でもって、お上しか着られない、お日様の色みたいに赤く見えたり金色に見えたりして美しい「黄櫨染の御袍」や官女の「大腰袴」など衣装がそれぞれ忠実に再現され、菱餅も木に縮緬が貼ってあったりと、隅々まで凝った作りでかいらしいこと 禁裏さまが左の古風な京阪の風です。 ![]() ![]() これが黄櫨染の御袍(こうろぜんのごほう)です。唯一禁裏さまだけがお召しになることができる衣装です、冠の上にピンと立っているものを「纓(えい)」といいます、立っているので「立纓(りゅうえい)」先のご即位の礼でもお召しになられましたね。 ![]() お上以外は「纓」が垂れた「垂纓(すいえい)」の冠です 左大臣と右大臣は、武官の装束です ![]() 文官の装束と違い、腋(わき)を闕(欠)けて動き易くした「闕腋袍(けってきのほう)」 冠の纓も「巻纓(けんえい)」に、走ってもブラブラしないようにしています ちなみに「纓」 元々は冠は柔らかくて、髷の付け根に巻きつけて冠の形を作り、余った布を垂らしていたものなのですが ![]() いつの間にか飾りになり、光源氏の頃はそれでも柔らかく垂れていたものが ![]() 武家の伸長に伴い、装束も纓も張ってきます ![]() 三人官女は「大腰袴」 ![]() 女官といえば ![]() こんなイメージもおありでしょうが、江戸時代の後期に高級女官が帝の御前においてのみ行われた特別の服装やとか 十二単は正式には唐衣(からぎぬ)と裳(も)を組み合わせるところから「からぎぬも」と言いますが 平安時代から現在まで、応仁の乱でしきたりがわからなくなってしまったこともあり、様々な変遷をします ![]() 平安時代 ![]() 江戸後期 ![]() 現代 ちなみに裳はスカートのこと、これは飛鳥の高松塚古墳の壁画ですが、この頃は完全にスカートとしての機能やったものが、平安時代の「国風文化」の伸張で裾を豊かにみせる飾り布に変化してゆきます。 ![]() このお雛さま、江戸の後期の御所の有職を忠実に表現したものやとわかりますね。 ちなみに五人囃子の衣装は「直垂(ひたたれ)」といいます、お相撲の行司の衣装ですね 公家の「袍」に武家の「直垂」 袍は多分に唐土の衣装の影響を受けていますが 直垂の系統の衣装は歴史をさかのぼると、こうなるだろうと言われています ![]() ![]() ![]() 埴輪です、まさかお相撲さんの行司と埴輪が繋がるとは思いもよりませんが、弥生時代の衣装が進化した形と言う説が有力やとか。着物というのは、そういう面から眺めてみても、面白いものですね ![]() 我が家のお雛さん。お内裏さんが逆です。妹が飾りました、ネットで検索するとこれが正解です。 京阪の風はご一新以前の「左方優先」の伝統的な御所での立ち位置を表し、その反対は西洋の立ち位置を見倣った明治以降の例やそうで今はこれが主流ですね。 眉毛のある官女。 ![]() 眉を落としお歯黒をした、既婚の官女。 ![]() お歯黒や眉剃りの風習って明治まで残っていたそうですね、今も京の花街では舞妓ちゃんが芸妓になる前に付けはりますね。なんとも独特の色気があります。 装束の写真は「原色日本服飾史」からとりました。衣裳の変遷を知る上でなくてはならないものです。 余談ですが、お雛様は雲の上の方ですから、絹をお召しですが、殿上人以外は江戸も吉宗将軍の頃に木綿が広まるまでは「麻」を年中来ていたようです、麻って夏物のように思われるかもしれませんが、意外にも織り方によって柔らかくて暖かいんです、上質の麻を緻密に織ったストールを持っていますが、これが軽くて蒸れなくて冬場でも心地よいのです。 宮中の有職があるからこそ、今に故実が生きているのは素晴らしいことやと思います 伝統に根ざした、TPOとかしきたりはそういった意味では、とても大切やとは思います けれど、埴輪が行司になるやなんて誰が想像していたでしょう、衣装は時代によって変化するものでもあります 日本の服飾の連綿たる大河の流れのような歴史からすれば「着物は昔からそうやった」というても、小石を川面に投げたようなものでしかないのも一方の真実 この積み重ねと幅の広さ、この両輪を楽しめる事こそが、和服の醍醐味ではないかと思うのです。 要は、もっといろいろあっていいと思うんです。わからないことはお気軽に呉服屋に聞いてください、楽しい着物生活をしっかりサポートしたいと思います。 |