小倉充子新作てぬぐい「小猿七之助」 |
江戸落語の一「小猿七之助」
船頭七之助と芸者のお滝 永代に泊めた舟から 佃のハナのはるか向こうに 芝の波除稲荷のお灯明が ちらっちらっと 「七っつあん、すごいことをおしでないよ」 「姐さん・・・みなすったね」 申年にちなんで、小倉充子さんが新作手ぬぐいを出されました 新春には染め上がっておりますから、お手元にお持ちの方もおられると思いますが 染めに改良を加えたものを、今回は満を持して 大阪ではこころやの「赤札市」でご覧いただきます ![]() ![]() 2016,2,5(金)〜10(水) 創業130周年の感謝を込めて、粉浜のこころや店内にて 赤札市を開催致します ![]() 会期中は充実の和装小物、帯〆帯揚も値引きしております、この機会に是非どうぞ ![]() 真ん中でつないで、色の組み合わせが楽しめる 半分ゆるぎ「北山W」も会期中は「三本で一本サービス」致します ![]() |
赤札市のお知らせ、その3 |
![]() 2016,2,5(金)〜10(水) 創業130周年の感謝を込めて、粉浜のこころや店内にて 赤札市を開催致します 結城紬です、こまかく申しますと「石下結城」です 本結城は手紬糸で、弥生時代のままの織機で地べたに座って織る技法ですが 昔々から織物が盛んやった結城地方やその周囲の、ノウハウの蓄積を生かした上質な、機械織の結城紬です 中でもとりわけ高品質な「奥順」さんの「はたおり娘」を特価にて ![]() 本来はちょっと赤みの紫をしっとりさせた色合いの微塵格子です ![]() 無地感なので、コーディネートがお楽しみ頂けます ![]() 50000円 ![]() ![]() 同じ風合いのベージュバージョンです ![]() 50000円 ![]() ベージュ地に亀甲絣が飛び柄で入った粋なもの ![]() 68000円 ![]() こちらは縦に亀甲絣、そして霧雨ほどのマルチカラーの縞が入っています ![]() 78000円 ![]() 同じく「奥順」さんがこしらえはった、八寸の帯です ![]() 48000円 ![]() 結城尽くしです お仕立て賃は ・袷、海外手縫 20000円 ・あさみ:胴裏・八掛セット 22000円 お求め後、結城まで送って、産地で地入れ(糊ぬき)をすると、高いですがふっくらします もちろん、ウチの悉皆屋さんで地入れも可能です 少し硬いですが、地入れをしないでお召しになる方もいらっしゃいます、自然に柔らかくなるのを、成長を楽しまれるのです 出来上がるまで、アレコレ考えるのも誂えの楽しいところです もちろん当店で、仕立てをして下さらなくても結構です 皆様のお越しをお待ちしております |
赤札市のお知らせ、その2 |
![]() 2016,2,5(金)〜10(水) 創業130周年の感謝を込めて、粉浜のこころや店内にて 赤札市を開催致します 期間中に特価でご提供の伊勢木綿 ちょっと、コーデしてみました 春なので、明るめから ![]() つるりとした白地にお花の九寸帯 68000円を43000円(25000円引き) ![]() ちょっとラメっぱくキラキラした深緑の生地にミシン刺繍の九寸帯 68000円を43000円(25000円引き) ![]() ぜんまい織に鍵盤猫の九寸帯 58000円を29000円(半額) ![]() じっくり手間をかけたリボン刺繍の九寸帯 68000円を43000円(25000円引き) 大人キレイ系 ![]() 蜘蛛の巣の仕立て上り京袋帯 38000円を22800円(40%引き) ![]() ![]() 博多献上八寸帯 28000円を19600円(30%引き) ![]() 綿にポリノジック(合繊)とを混ぜ織にして、ツヤ感と絞め心地を追求した、さがの八寸帯 14000円を9800円(30%引き) お仕立て賃は ・八寸帯のかがり 2000円 ・九寸帯(芯、仕立て込み)8000円 もちろん当店で、仕立てをして下さらなくても結構です 皆様のお越しをお待ちしております |
赤札市のお知らせ、その1 |
![]() 2016,2,5(金)〜10(水) 創業130周年の感謝を込めて、粉浜のこころや店内にて 赤札市を開催致します ![]() 伊勢木綿です、伊勢木綿については 伊勢木綿の織元の臼井さんが褒めてくださった当ブログの「伊勢木綿」の記事をどうぞ 現在、希望小売価格は23000円(税別)です ココロヤでは、着物初めの皆様や、木綿にご興味が湧いて来られた皆様へ、良い生地の上質な品を少しでも気軽にお楽しみ頂ければとの想いから、値段据え置きの21000円(税込)にしております 伊勢木綿を扱い始めた当初は、18000円(税別)でした、原材料諸式の高騰で価格が上がってしまいましたが、それでも各々が工夫して、なるべく安くを心がけております 今回は、折角ですから、初心に返った気持ちで 18000円(税別)にて期間中はご提供申し上げます 初めてのお客様には、着物の第一歩として最適です 着物好きな皆さんの中で、ご興味がおありやけどお持ちやない方は、チャンスですから是非 伊勢木綿の良さを存分ご存知の皆さまも、色柄が豊富ですから、違うイメージのものをもう一着 赤札市より仕立てましたら、三月半ばの仕上がりです 季節柄すぐにお召しいただけます 着心地の良い誂え仕立てで、ご堪能下さいましたら幸いです お仕立て賃は ・海外ミシン10000円 ・海外手縫い14000円 ・国内手縫お16000円です オプションとして お洗濯時の縮み防止「水通し」は2000円 襟裏は500円、居敷当は800円(いづれも税別)です もちろん当店で、仕立てをして下さらなくても結構です 皆様のお越しをお待ちしております |
大売り出しを致します |
![]() 2016,2,5(金)〜10(水) 創業130周年の感謝を込めて、粉浜のこころや店内にて 赤札市を開催致します あれもこれも安くしようそうしよう。と思っています 値段はこれから付けて行きますが、大体三割引、そして半額。感謝を込めてパーッとお祭り気分 あそこのメーカーの◯◯紬を50000円にしようかと目論んだり、あのアレは期間限定で18000円にしようかとか、、、そんなことを、これから開催まで当ブログにてご紹介申し上げます タンスの中身と相談しながら、お求めください。この期に賢うお買い物を 「ココロヤ」いっぺん行きたかったけれど、そんなお客様もどうぞご遠慮なく 売りつけも囲みも一切致しません(余談ですが、別にウチだけが特別やないんですよ、下町な地元で商売してましたら信用第一、変な噂が流れたらアウトです。どこのお店もそんなキツいことできません、それが普通です。けれど強引なやりとりで嫌な思いをされている方も実際いらっしゃいます、ウチをお試しでいっぺん使ってもらって「呉服屋ってこんなんなんや」と思って頂いたら幸いです) お得でお値打ちな品を色々揃え 皆さんのお越しを心よりお待ちしております 引き続き、ブログでご紹介してまいります |
初春文楽と新年会ご報告 |
こころや130周年 初春文楽鑑賞会と新年会
お陰様で無事お開きとなりました、そして楽しい一日でした かくも賑々しいご来場にて、毎度の事ですが行き届かない部分は、すみません、平にご容赦くださいませ 懲りずにまた遊んで頂きましたら幸いです、まずは厚く御礼申し上げます、ありがとうございました 次回は4月16日(土)に開催致します 演目は「妹背山女庭訓」の通し 昼の部を観劇いたします、眼目は「山の段」です 和製ロミオとジュリエットとも言われる、雛鳥と久我之助は川越しに、両家の不和のために一緒になれない悲恋を描いた、文楽屈指の豪華演目です ご興味おありの方はどなた様もお気軽にお越し下さい 大阪の誇る世界の文楽を、一緒に楽しめますれば幸いです どうぞ皆様のご来場をお待ちしております ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
松の内 |
関東では7日までやと聞きますが、そうなんですか?
近畿では15日までやと思いますが、地域により違うのでしょうか・・・ なんとか近畿の松の内に間に合うように、賀状を投函致しました 遅くなりまして、すみません 松の内を過ぎ、注連飾りとお鏡さんを開きました 店頭は松の内の宝尽くしのディスプレイから、節分の厄祓いの陳列へ ![]() 「難を転ずる」南天と鱗柄の襦袢地 ![]() 七色の伊達締め 長いもの、赤いもの、七色、鱗文様を身につけると、厄祓いになるとか昔から申しますね 七色は七福神の象徴やとか云うそうですが、せいぜい江戸時代あたりからのゲン担ぎでしょう けれども鱗柄は古いですね、シンプルなデザインゆえ人間が描くことを習得した古い古い昔から続く、世界各国で愛好される文様です、棘を連想させるフォルムが身を守るイメージと結びついたのでしょう、弥生時代の「三角縁神獣鏡」にも施されていますね、いわば厄祓いの老舗です ![]() 見えないところにさりげなく、身につけられるのも素敵なものです もうすぐお節分、どうぞお持ちください ◎男の大厄42歳 前厄/昭和51年生まれ 本厄/昭和50年生まれ 後厄/昭和49年生まれ ◎女の小厄37歳 前厄/昭和56年生まれ 本厄/昭和55年生まれ 後厄/昭和54年生まれ ◎女の大厄33歳 前厄/昭和60年生まれ 本厄/昭和59年生まれ 後厄/昭和58年生まれ ◎男25歳の厄年 前厄/平成5年生まれ 本厄/平成4年生まれ 後厄/平成3年生まれ ◎女19歳の厄年 前厄/平成11年生まれ 本厄/平成10年生まれ 後厄/平成9年生まれ ◎男女61歳の厄年 (但し満年齢) 前厄/昭和31年生まれ 本厄/昭和30年生まれ 後厄/昭和29年生まれ |
いよいよ、こころや吉例「大阪ディープツアー」~初春文楽と新年会~です |
さて来る16日はこころや吉例「大阪ディープツアー」~初春文楽と新年会~です
ご参加下さる皆様、どうぞ宜しくお願い申し上げます ![]() 当日1月の16日土曜日、国立文楽劇場には10時30分にお集まり下さい 私は正面入口を入ってすぐの1階ロビー「こころや受付」におります ![]() チケットはこちらでお渡しします、1枚6000円になります ※お釣り銭のないようにご用意いただけましたら助かります 劇場の場所はこちら 大きな地図で見る 地下鉄堺筋線、千日前線、近鉄電車の「日本橋」駅下車、七番出口を出ましたらば目の前です なんば駅からも歩けます、高島屋からなら「なんばウォーク」を経由して15分くらいでしょうか 「初春文楽公演 」昼の部 ![]() ![]() 一幕目「新版歌祭文」の終演は13時5分 そこから30分の休憩になります この幕間でお昼をお上がり下さい お昼は各自ご用意を、劇場1階には文楽茶寮という食堂もありますし、2階には売店もあります。劇場周辺には、たこやき屋さんはありますが、案外食べるところが少ないです、30分という時間も一旦外出して食事を済ませるには少し短いです、近くにコンビニはあります 2階のロビーにはソファーがあり、そこでお弁当を食べられますがすぐ満席になります 僕はいつも座席でとっています。なんばの高島屋から歩ける範囲ですから、10時の開店と共に綺麗なお弁当を買って文楽劇場に向かう事も時間的には充分可能です 座席でお弁当を食べるのはそれなりに窮屈で、着物姿だと汚しはせぬかと気も使います 座席で召し上がるなら「食べやすいもの」がおすすめですよ(お寿司、おにぎり、とん蝶など) 「劇場案内」 ・イヤホンガイドがございます 舞台の進行に合わせて面白くわかりやすく解説してくれますので、初めての方でもより一層舞台が楽しくなります 使用料は650円、保証金が1000円これはイヤホン返却時に返ってきます ・公演のパンフレット「筋書」も便利 ※何も言わなければくれませんが「袋を下さい」といえばくれはります ・文楽みやげとしては2階ロビー(幕間にお求め下さい、再入場できません)に「文楽せんべい」や「文楽てぬぐい」があります ・一階の展示室では企画展展示「文楽入門」をやっています お手洗いは1階ロビーが比較的すいているようです 13時35分 ~ 14時34分まで「関取千両幟」 その後10分の休憩です、終演後すぐにバックステージツアーがありますから、お手洗いはこの休憩中にお済ませ頂きましたらと思います 14時44分〜15時23分まで「釣女」これでお昼の部は打ち上げです 終演後はどうぞそのままお席でお待ち下さい この後、バックステージツアーがございます。どうぞお楽しみ下さい ※文楽の開演中は撮影禁止ですが、こちらでは、技芸員さんのお邪魔にならない程度であれば、撮影が可能です ![]() ![]() たっぷり楽しんで頂いて16時前、文楽鑑賞はお開きです そして新年会に向かいます 「チルコロ」へ タクシーに分乗して向かおうかと思います(ひとり500円ほどで行けます) 電車の場合は日本橋から堺筋線に乗って北浜駅から10分ほど歩きます 場所はこちら 大きな地図で見る 電話番号は06-6365-6758 17時前からはじめます、現地で待ち合わせ致しましょう お料理は、お任せでドリンクがつきまして6500円 宴が始まる前に、すみません会費徴収をば ![]() 皆さんと新春を寿ぎながら 西天満で新年会の夜は更けて行きます・・・・・ お開きは20時頃を予定しています 行き届かない点も多々あろうかと思いますが 皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます |
松の内の陳列は |
松の内の陳列は「宝尽くし」でございます
初釜や初芝居を意識した江戸小紋と宝尽くしの袋帯 ![]() ちょっと改まったお出かけに、黒地に宝尽くしの小紋、ひなやの組帯 ![]() ![]() ![]() ![]() 宝尽くしの帯揚、紅白水引をイメージした冠組の帯〆 TPOに応じて、お正月の松の内は柔らか物でキレイめコーデも素敵かと思います 同じ「ちりめん」の小紋でも、色や図案、帯合わせで、ぐっとよそゆきの雰囲気になります こういう系統の小紋がありますれば、お稽古はじめ、初芝居、新年会、ちょっと改まった会でも充分お召し頂けますから、重宝やと思います。そしてやはりいざという時の袋帯、ハリのある後ろ姿の凜とした美しさ 「宝尽くし」尽くしの陳列台、皆さんにエエこといっぱい降り注ぎますように |
初売りにあたって |
![]() 明日、六日より「初売」です。本日は京へ上がって問屋巡り、130年目の初仕入れです 今年の抱負を考えたく、10年前のブログでこんなことを書いていたのを引用します
あの頃は本当に風当たりが強く、ウチみたいな呉服屋にも影響があった辛い時でした。 思えばこの10年は、着物は自分自身でもある天職ですから、その着物の世界が如何に楽しくて素敵なのかをどう伝えようかと、そればかりを考えて、そして発信していたような気がします。 もちろんこの10年の成果ややってきたことは、これからももっともっと煮詰めて行きますけれども、130年を迎え、きっかけとして「次の10年」について考える中で「小売屋らしさ」ウチがするべき事はこれやないか、と考えています。 今はネットやデザイナーズブランド、メーカさん、着付けの先生方も前に出て着物の小売をされているので、いわゆる「街場の呉服屋」の影が薄いような気がしてならないのです、また一括りなイメージも未だ宜しくない部分もありますけれども、街場の呉服屋には、やはり独自の強みがあると最近とみに思うのです。 例えば地元の自転車やさんのメンテナンス力の強さ、これは我々にも当てはまります。それだけではありません、ウチならば大阪で130年、粉浜で57年、店を構えてお付き合いをさせてもらって来た有象無象の積み重ね、華やかでアピール力の強いものではなく、ごく地味な「牛のよだれ」の積み重ねですが、自分自身では当たり前のように思っていた事柄が、他流試合をした時にその小さな一つ一つがとても貴重なものやと気付きました。 そういうパズルのピースをを一つ一つ丁寧にお客さんに提示出来ることが小売屋としての強みであり、一人ひとりのお客様に美しいきものをご提供出来る、遠周りに見えますが近道やないかと思っています。 これからも「悪い呉服屋」はなくならないでしょう、批判もあるでしょう、けれどもそれに萎縮はしません。 誇りをもって胸を張って「呉服屋」の暖簾を守ってきっちりと皆さんにお伝えして行きたい、身近な「専属の衣裳方」としてお役に立てますように深化させ、提案出来ますように。 10年かけて「アピール」と言う意味で広げた屏風に、濃密な絵を描いて行きたい、この10年はそんな10年であればと思い描いています。 お恥ずかしいような事ですが、年頭に当たりまして、思いの丈を。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。 |