2015年を振り返る

この一年を振り返り
明くる年、また新たな気持ちで呉服道を精進してまいりたいと思います

住吉っさんへ新年の白布、色布を献上して参りました
今年も恙無くお納め出来て良かった

1月
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店頭は絹のよそ行き着に、干支のてぬぐい

・10(土) 吉例のこころやキモノでお出かけ「文楽観劇会と新年会」
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演目
・花競四季壽(はなくらべしきのことぶき)
・彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)
・義経千本櫻の道行初音旅(みちゆきはつねのたび)

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バックステージツアー
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西天満チルコロでの新年会

・24(土) 帝国ホテルにて呉服組合主催「新春きものパーティー」



2月
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節分と厄除け小物

・6日(金)から11(水) こころや店内にて「赤札市」
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・15日(日)から21(土) インドネシアへ染織を巡る旅
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3月
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春の着物たち

・6日(金)から11日(水) こころや店内にて「伊勢木綿とレースの羽織たち」展
併催、東風杏ガラスの帯留オリジナル受注会
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・24日(火)から30日(月) 東京新御徒町のギャラリーしあんにて「新之助とその仲間たち」展に参加
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また、3月に「南海さかな線コラボ手ぬぐい」を手がけさせていただきました
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4月
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新之助上布

・11日(土) こころや文楽ツアー「吉田玉男襲名披露興行」観劇と食事会
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「靱猿うつぼざる
「吉田玉女改め二代目吉田玉男襲名披露口上」
「一谷嫩軍記いちのたにふたばぐんき」「熊谷桜の段」「熊谷陣屋の段」
「卅三間堂棟由来さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい」「平太郎住家より木遣音頭の段」
 
・24日(金)から27日(月) 天満橋マルゼンボタンギャラリーにて「こころや春の新作展「こころのよそおい」
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● こころや、夏の新作発表(新之助上布を使った墨流しや雪花の着物・注染オリジナルゆかた・新作夏物他)
● 千花さんの色無地キモノと墨流しのキモノ
● wa-uraraのうらら帯の新作発表
● 騎西屋さんの彫金の帯留
● 五福加奈子さんの清水焼の帯留

● ツバキ庵モリタマミさんのグループカラーコンサルティング
会期中のスペシャルイベントとして
●千花の木下さん・ツバキ庵モリタマミさんのトーク
自分らしくお洒落に見えるキモノスタイル〜パーソナルカラーとキモノのカンケイ〜を開催
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5月
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ゆかた

・8日(土)から10(月) 東京西荻窪のギャラリーがらんにて、こころや春の新作展「こころのよそおい」
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今回は初の単独での開催でした
こころやのオリジナル品は
新之助上布、注染ゆかた、注染と雪花絞のコラボ作品、上質な新之助上布に染めた雪花や墨流し
そして津々浦々を巡って集めた、ココロヤ好みのキモノや帯たち
そして、美大時代の同級生の彫金作家「騎西屋」さんの帯留に
「sakuraco」さんのアクセサリー

・29日(金)から6月1日(月) こころやにて「小倉充子展」
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中旬には「角田信明」さんが取材にいらしてくださいました
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6月
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墨流し、薄物

・10日(水)から16日(火) 阪急うめだ本店に出店
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7月
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お祭り



8月

8(土)浴衣で船遊び
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当日は淀川の花火大会でしたが、遠花火を望めるスポットは特に所望せず、せいぜい音でも聞きながらくらいな気持ちでおりましたものの、思わぬ場所でとても華やかに望める場所がありまして、船頭さんも「見えるかも知れないなとは思いましたが、まさかここまでとは知りませんでした」とびっくりされておりました、小さなお船ですがとても良い風情で、定期的に開催できればと思いおります

・8(土)から16(月)ネパール染織行脚
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一週間やそこらで理解できることは少しですが、触れられたと云う経験は貴重やったと感謝しています。経験の積み重ねをお伝えするのが呉服屋としての役割やと思っています、海外の文化と空気に触れる事で違う角度から着物の世界を見て感じて見たく、糧にしてより良いキモノ生活が送れれば提案できればと思ったうえでの行脚でした

・27日(木)から30日(日)天満橋マルゼンボタンギャラリーにて「こころや.トリエ夏の終わりの音色展2015」
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・30(日)天満橋リーバースイート大阪にて、こころやトリエの浴衣パーティー「YUKATA de NIGHT」
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乾杯のあとはお食事と共にプロのカメラマンによる撮影会、プレゼントのくじ引きと続きます

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最後は大阪締めで〆ました

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皆さんと記念撮影

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トリエさんと記念撮影



9月
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伊勢木綿

・21日(月)ココイロに出演
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こうして発信やアピールをして下さると云うのは、ありがたいです



10月
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秋物、冬物

・9日(金)から12(水)天満橋マルゼンボタンギャラリーで「秋の音色展」2015
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伊勢木綿を70柄お披露目致します
wa-urara×こころやオリジナルデニム着物と新作のうらら帯の発表
●秋と冬のキモノや帯そして着物まわりの色々
●絹の墨流しを染めました
●スンバ島とカトマンドゥの布たち(一部帯に加工しました)
「さくさくぷらす」Tシャツ型襦袢「ふぁんじゅ」新作とワークショップ
そして東京より新進気鋭の作家さん
●七宝焼帯留「kimito」さんの作品展
●kimitoさんとモリタマミさんのトークイベント「マミミトトーク:みんなちがってみんないい(有料)」

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・24日(土)天満天神繁昌亭、笑福亭枝鶴独演会鑑賞会
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笑福亭枝鶴「上燗屋」
林家菊丸「お楽しみ」
笑福亭枝鶴「万吉のたまご」
中入り
笑福亭枝鶴「鬼門風呂」



11月
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袢纏と七五三

・28日(土)より30日(月)東京西荻窪ギャラリーがらんにて「ココロヤ・秋の音色展…東京2015」

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初の秋冬物の単独展で東京にお邪魔いたしました、やはり不安もありましたが、おかげさまで賑々しくご来場いただきまして打ち上げることができました
伊勢木綿新柄お披露目致します
wa-urara×こころやオリジナルデニム着物と新作のうらら帯の発表
●秋と冬のキモノや帯そして着物まわりの色々
●絹の墨流しを染めました
●スンバ島とカトマンドゥの布たちをご覧ください(一部帯に加工しました)
「さくさくぷらす」Tシャツ型襦袢「ふぁんじゅ」新作
そして
新進気鋭の作家さん
・七宝焼帯留「kimito」さんの作品
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12月
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迎春準備

・5日(土)住吉は廣田家にて「笑福亭枝鶴師を囲んで忘年会」
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住吉大社駅そばの、老舗の料理屋さん「廣田家」さんで、忘年会を開催致しました。お世話になりっぱなしの六代目笑福亭枝鶴師匠にお越し頂いて、座敷で高座という分不相応な恐れ多いことを致しましたがおかげさまで賑やかな年忘れでした




今年は
・お客さんと作品にじっくり向き合って、橋渡しをしっかりとする姿勢
・ココロヤの心と想いをお見せする
を心がけました
好奇心と新しい事に挑戦する気持ちは持ち続けたいと思う一方
来年は創業130周年ですが、変わらず一歩一歩進んで行ければと思います

新春は六日の水曜日に初商いでございます

本年は、誠にお世話になりありがとうございました
どうぞ良いお年をお迎え下さい
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2015-12-30 Wed 18:18 ∧top | under∨

いよいよお正月

街中がクリスマスでもって、なんだかウキウキするような雰囲気やったのが嘘のような26日です

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こんな風に、店頭はクリスマスバージョンでした

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サンタさんの半襟にクリスマス帯揚

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クリスマスコーデ

今日からはお正月コーデ
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陰陽濃淡を縁起良く飾ります。黒地縮緬の吉祥紋の飛び柄小紋、ひなやさんの組帯
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宝尽くしの帯揚
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上田紬に桐生の織物に絞りの九寸、紅白の見立て

和装小物、足袋、半襟。お正月の初着物のコーデのご用意はいかがですか
こころやは大晦日まで通常営業です、お忘れ物がございましたら、商店街は歳末で賑やか、安くて品の良い生鮮が手に入りますから、是非お運びください。こころやは毎日がイベントです


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2015-12-26 Sat 14:17 ∧top | under∨

住吉踊と住吉踊

寄席の踊にも「住吉踊」がありますね、あんまり原形は止めていませんが、地元住吉の芸能が江戸まで下って発展したことを思うと誇らしい気持ちになります


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2015-12-23 Wed 14:32 ∧top | under∨

押し迫りました

新年の住吉っさんの、福を呼ぶ稲蓬莱と暦に色紙がやってまいりました
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そして天井から吊る縁起物の住吉踊を模した藁細工を新たに
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住吉踊:公式サイトへ


住吉踊は神功皇后(第四本宮御祭神)三韓より御凱旋の折、泉州七道ヶ濱(現在の堺市)に御上陸になられたことを祝い、海浜の漁民が「天下泰平」を謳歌し吉士舞を舞ったことに始まると伝えられております。大変古い歴史を持つ住吉踊は、中世には農民たちが稲の虫追いや厄払いの意を込めて「五穀豊穣」を祈った農民舞踊となり、また住吉神宮寺の僧により「庶民の安全繁栄」を祈った踊りとして発達していったものとも考えられます。住吉踊は後戦国時代から江戸時代にかけて、夏祭り以降翌年四月までの間、住吉大社から神宮寺の僧等が諸国を巡歴し、住吉代参のお供え物を集め全国に宣伝されるようになりました。今に伝わる商売繁盛家内安全の吉兆「住吉踊の麦藁細工」は僧が全国を巡歴し住吉を留守にしている間に参拝者が実際の住吉踊を見ることのできない代わりに求めたものでした。当時全国に広まった住吉踊は各地で形を変えつつも今なおその名残を見ることができ、東京浅草での「かっぽれ」も起源は住吉踊であることは有名で、現在では正月・夏祭と里帰り奉納も行われております。

そのような沿革から住吉踊は天下泰平・五穀豊穣・庶民繁栄・家庭和楽を祈る意味をもち、衣装も僧形僧服で中心には長柄の傘を持った教導師が柄を打ち拍子を取りながら唄い、その周囲を四人一組になって心の字に象って踊るのを基本とします。踊りの手振りはごく素朴な野趣に富んだもので、五人が一つの傘の中で踊るのは天地五行に象り、衣装には紅、白、紫、黄、黒の五色を用います。傘はこの世界に住む我も人も心を本とする意と言い、傘開くところ即ち住吉大神の守り給う所でもあります。また音頭の掛声「イヤホエ」は「陰陽穂栄」を転訛したものであると言います。



神主さんらはぼちぼち初詣臨戦態勢、いよいよ押し迫って来ました
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2015-12-23 Wed 14:17 ∧top | under∨

来年の新之助上布

近江の里の「新之助上布」の師匠、大西實さんは多くを語りはりません。糸、織り方、仕上げ、全てにおいてこだわりが詰まっているのに、自分ではほとんど語りはりません、けれども私も含めて師匠の人柄に惚れた自称弟子の皆さんから仄かに伝え聞く妥協のない真摯なものづくりの姿勢は、凄まじいばかりの覚悟と気迫を感じ、僕もかくありたいと尊敬するのです

けれども、そんなことはどうでも良くって、結局いいものは着ればわかるのです、春夏物とて肌に近いものですから、風合いの良さは身につければたちまちにしてわかります、我が業界に、こんなに誇らしい布がある喜び、触れるとウキウキする上布です

「来年分、出来たからおいで」と連絡を下さったので、能登川へ
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じっくり、うっとり拝見いたしました
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新之助の師匠は
1月29日(金曜日)30日(土曜日)31日(日曜日)
2月26日(金曜日)27日(土曜日)28日(日曜日)
東京は人形町の「スタジオアレコレ」さんで新作発表の内覧会をなさる予定です

また
3月25日(金曜日)26日(土曜日)27日(日曜日)
おなじく東京は新御徒町の「ぎゃらりーしあん」さんで
恒例の「新之助上布と仲間たち」展が開催されます、これは私も参加致します

大阪では4月にお披露目致します、大阪でご覧頂けるのは、ココロヤのみになりそうです

「かっちゃん」て師匠にも奥さんにも子供みたいにお付き合いしてもろて、嬉しいんです
師匠と奥さんは、すごい仲良しで、夜には三人で水入らずでもってお酒たらふく呑ませてもろて、温かさに触れました。大好物の鮒鮨までお土産にもろて、ほんまに何しに行ったかわかりませんけど、近江のお父さんとお母さんの心のこもった上布は、来年もやっぱりウルウルするほど素敵です、大事に大事に皆さんにご覧いただきます

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2015-12-19 Sat 14:43 ∧top | under∨

肌着を買いに

もう13日になってしまいました・・・光陰矢の如し
やっとこさ、着物の整理を致しました、ついこの間まで夏やったのに、もうクリスマスやなんて・・・

これから忘年会や新年会で着物の出番が増えますし、新年を迎えますし肌着を買いに行きました

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メリヤス(いわゆるニット編みの生地、要するにTシャツの生地です)のステテコに「U首シャツ」、そして普段履きの足袋です(汚れが目立たないので裏が黒い)
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U首シャツにするには理由があります

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着物からTシャツの襟が見えると、こうなってしまうからです、U首だと見えないのです。もちろんわざとカラーTシャツやトックリ首のセータなどを魅せる着こなしをされるかたもおられますから、出るのは悪いことやないですし、この写真のようにおじいちゃんの世代がこんな着こなしをしてたのは肌着の「ラクダの毛のシャツ」が高級品であったことで「ちょっと見せたろ」な気持ちがあったのは否めません。僕は見えないように着たいので襟繰りの深いのを求めます

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こんなのもあります、晒やガーゼでできた「肌襦袢」です、基本はこれです
「肌襦袢が着こなしが落ち着く」と言われますけれど、僕はシャツとあまり変わらないと思います、それよりもピッチリ決めた髪型の上から「かぶる式」のシャツを着るのはセットの乱れの元ですから、肌襦袢が便利です

ちなみに「襦袢」はこんな来歴があります

男の着物を着るには

肌着の上下、足袋
長襦袢か半襦袢、紐
着物、紐、帯
羽織、羽織紐
履物

が必要です、長襦袢か半襦袢があまり汚れないように肌襦袢を着ます、ごく機能重視なものですから、正月一回だけ着るためにわざわざ肌着を揃えるのはなぁとお思いでしたら、タンクトップでもランニングシャツでもかまいません、寒いようならばヒートテックでもかまいません

下に僕は「ステテコ」を履きます、これとて歩いた時に足首からタイツが見えるのが恥ずかしいので寒くても我慢してステテコを履きますが、着物にタイツってあったかくて気持ちいいものです。逆に暑くてもトランクスは履きません、薄手の生地のステテコを履きます、これは内腿に汗をかいて擦れるのが気持ち悪いからです、あとは流行りのトランクスやボクサータイプのパンツは、へそ下に帯を締めますから、股上が高くて小用がしにくいという面もあります、ステテコは股上が低いですからね

初詣、元旦のお天気はまだわからないですけれど、案外足元と首回りが寒いので、例えば足袋の下に薄手の靴下を重ねると暖かいですし、洋服のマフラーを合わせると防寒とオシャレの一石二鳥です

肌着は直に肌につけるものとて、お好みの振れ幅が大きくて人それぞれなので「コレ」という答えもないですが、その分見えないので自由です、半襦袢、長襦袢の下に何にも着ない人もいるほどです、Gパンのラインが崩れるからパンツ履かない、みたいなものでしょうか

お正月、着物でも着ようかなぁと思っておられる男性の皆さん、ご参考までに。着方はゆかたと同じです、羽織やマフラーでちょっと崩れても隠れて綺麗に見えますから、冬の装いは存外、楽なんですよ

お世話になっている阪急さんの動画
これわかりやすいので貼っておきます



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2015-12-13 Sun 15:22 ∧top | under∨

忘年会を致しました

住吉大社駅そばの、老舗の料理屋さん「廣田家」さんで、昨晩忘年会を開催致しました

お世話になりっぱなしの六代目笑福亭枝鶴師匠にお越し頂いて、座敷で高座という分不相応な恐れ多いことを致しました

まずは、洋服から高座着へ枝鶴さん自ら説明を交えながらお召替えの実況中継。先人のエピソードや江戸と大阪の持ち味の違い「あの人の着こなしはかっこ良かった」「あの先輩はこんな工夫をしたはる」そして羽織紐の「喧嘩結び」の方法、羽裏の説明に手ぬぐいや、扇子のことまで、微に入り際を穿ち、面白くたっぷりと

お話の中で興味深いことが多々ありました、男性の着付けのことなど他人にあまり聞いたことがありません、僕の場合誰かに習ったわけでもなく、父母や店のオバちゃんに聞いたことをそのまま続けているだけですが、それが師匠の着方や話しとピタリと一致するんです、おそらくこれが昔ながらの大阪の着方なんやと、改めて確認できたのは収穫でした

いまでこそ、襟はキツめに合わせますが、昔は「そんなキツう合わせたら窮屈に見えるで、商売人はそんな着方せんもんや」と言われたことがあったんですが、枝鶴さんも似たような事をおっしゃってました「役者さんはキッチリ合わせはるけど、師匠の松鶴は寛げて着ていた、それが何ともカッコええんや、昔はそんなに詰めんかった」とか

「長着」って言い方を最近知ったけど、「きもの」って言うてたけどなぁ・・・とか、そうなんですよね、長着ってどこの言い方なんやろう、僕も「きもの」と言いますし、同業のおじさん方も「長着」と言うのを聞いたことがないんですよね

羽織紐の先っちょは「Sカン」派。そうです、大阪はSカンが主流でした、着脱が簡単で合理的な気風に合っているんでしょうね「直付:じかづけ」は何か格好良くて粋なイメージがあるので、じかづけの羽織紐も持っていますが、父や祖父のはSカンばかりでした

座敷と言うことで美しい髭紬のアンサンブル、羽織はなんどりした柔らかいグレーに、淡い錆緑青の着物

落語を一席、師走と言うことで「尻餅」を

座敷でもって少人数が取り囲むようにして、高座を聴く贅沢さ、ほんとにバチがあたりそうでした

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宴会は寄せ鍋と名物の豆ご飯。地元の顔なじみの廣田家さんの宴会場は、ウチの父がまだ元気やった頃に毎年展示会をしてた思い出深い場所でもありまして、古いお付き合いです。色々サービスしてくれはって、すっかり甘えてしまい、六時の開宴が気がつけば十時、えらい長居を致しました

大阪締めで打ち上げ、年忘れのめでたさと、来年の弥栄を祈念致しました

また来年も、色々な着物を着て楽しめるイベントを開催したいと思っています。お世話になっている皆さんに来ていただくのはもちろん、初めての方でも、ビギナーの皆様も、ウチでお求めやないみなさまも、どうぞどうぞ

着物を着てもらう機会をご提供して、良さを知ってもらって楽しんでもらって、と言うのがコンセプトですから、その他に何の条件もありません。行き届かない事も多々ある事とは思いますが、僕自身色んな方とお話したいですし、どうぞお気遣いなく、敷居もありませんから、お気軽にお越しいただければと思います

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2015-12-06 Sun 17:23 ∧top | under∨

池波正太郎の黒足袋紺足袋

地域による違いがあるのも着物の良いところです。多様性があるので「これはこうじゃなくっちゃ」というのがあるようでないんですよね「こうだ」という答えが他の土地ではそうではない事も

細かく言えば、、同じ上方(関西)でも、京と大阪では着こなしが違います、例えば芸妓さんなら、大阪は、新しいもの好きや合理的な気風に沿ってご一新以来東京の良いところを取り入れた「比較的スッキリ」した姿になって行くのに対し、京は伝統的な風合いをまもった「なんどり」「はんなり」した姿が現在も続いています

マニュアル本には「関東と関西の違い」とわかりやすく記していますが、間違いではないものの、ステロタイプで鵜呑みにできない

指南本にしても、東京が中心ですから「江戸っ子」な感性がやはりメインになるので、一方の上方文化が否定はされないまでも「野暮ったい」の一言で片付けられる事もあって、根っからの上方才六としては「そうやないんやけどなぁ」と思う事もあります

池波正太郎さんのエッセイが好きで、特に食べ物の話の美味そうなこと。そんな中に「男の作法」って本で面白い事があるんです
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「東京のうどんなんか食えない.....」って。ああいうのがばかの骨頂というんですよ。略)それぞれの土地の風土、あるいは生活によって、みんな違うわけだからね。


おっしゃるとおり、僕は東京の濃いおつゆの蕎麦も大好きですし、大阪の昆布の出汁の利いたおうどんも好きで、新幹線でたった二時間半の両方味わえる現代の幸せを噛み締めるんですが

一方でこんな事も書いてはるんですよね
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黒繻子っていう黒のぴかぴか光っている足袋があるだろう。あれを履いたらだめなの。おかしい。やはり紺の木綿の足袋でないと。あれを履くと田舎のお大尽になっちゃう(笑)


田舎のお大尽になっちゃう(笑)
笑われてしまいました

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繻子というのは、いわゆるサテン、なめらかで光沢のある織り方をした生地なんですが、残念ながらウチでは黒繻子足袋はあっても紺足袋は置いていません、昔ながらの大阪の店では、ほぼどこもそうなはずで、黒繻子足袋がメインなんです。僕が紺足袋を知ったのは東京の歌舞伎座でバイトをしていた時で、皆さん紺足袋で仕事をしてらした。カルチャーショックでした。どんな理由があるのかはわかりませんが、それこそ『それぞれの土地の風土、あるいは生活によって、みんな違う』んであって『田舎のお大尽』と笑われたら、黒繻子足袋文化圏は立つ瀬がありません

この二つのくだり、池波正太郎さんの気難しくて癇癪持ちな人間臭さがでて、好きなんですけどね

土地柄の感性に個々の「好み」も入れば、幾通りものパターンが生まれてくるわけで、どの選択肢で行くかお好みを探して、自分なりのスタイルを確立してゆくのも、着物の楽しみの一つです

風土性、地域性、お好み、色んなパターンを咀嚼して引き出しを増やして、理解を深めた上でお客様に提案するのが僕の仕事やと思っています、ましてや作家でも評論家でもありません、オッさんになると頑固になって行きがちですから、そこは呉服を商う現場の人間として柔軟になって、もっともっと美しい着こなしを探求してゆかねばなぁと思います

ちなみに文末に

下駄でも草履でも、ギュッと足の指の奥まで入れて履いちゃだめだよ。指の先をほんの引っかける程度にして履くようにしたほうがいい。


とありまして、スッキリしたこの履きかたを好まれるかたも多いですが、ゆったりたっぷりした履き方の美学も一方で厳然とあります。例えば「上方落語」と「江戸落語」も持ち味が違いますから、好き嫌いはおありでしょうけれど、そこに優劣はありません。それどころか並立することによってお互い刺激しあって進化しています。着物の世界もそうありますように、と願っています
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2015-12-05 Sat 00:12 ∧top | under∨

東京秋の音色展を打ち上げました

金曜日の早朝、上京の新幹線から見えた、縁起の良い日の本一の不二の山、こりゃあ良いことありそうな
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と、思いきや荷物が配送中に行方不明になると言うハプニング、初日の未明に見つかったと連絡があり、土曜日の朝バタバタと陳列を致しました。着物達が心配、お客様にもご迷惑、全く肝を冷やしました。改めて、僕は着物がないと生きて行かれへんねんなぁと意識させられました次第です

それでもようよう恙無く初日を開きました
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一昨年の「伊勢丹新宿店」での出展以来初めてのギャラリーでの秋冬の展示会、やはり不安もありましたが、おかげさまで賑々しくご来場いただきまして、よろしく打ち上げることができました。心より感謝申し上げます、ありがとうございました

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最終日の月曜、荷物を梱包し終電近くの新幹線で帰阪、翌朝住吉っさんへ旅の無事の報告と師走のお朔日詣りを。しかしもう十二月、せわしないこと。来年は創業百三十年の節目、折角なので楽しいことをたくさんしたいと思っています、そんなことを考えていましたら、次回は来年五月中旬、創業百三十年記念の春の音色展を、東風杏さん、み々弥さん、モリタマミさん、あの方この方、お世話になっている皆さんとkimitoさんのご協力を得まして、表参道にて開催の運びと相成りました、またお目にかかれますことを楽しみに、何卒宜しくお願い致します


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2015-12-01 Tue 23:01 ∧top | under∨
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