てぬぐい |
てぬぐいが今さっき届きました。
染めたてのホヤホヤです。 ![]() ドクロレースをマカロンなみどりで染めまして、イチニのサーンは追い染めで、 初辰猫は、定番の山吹色にピンクを新しく染めました。 初辰猫のてぬぐいは住吉さんの「初辰まいり」の初辰猫を四十八体描いています、初辰まいりの「始終発達」にあやかったんです、山吹色に染めたのも縁起を担いでの事です。 大阪てぬぐいを始めた時に、やっぱり地元なので住吉っさんのものは染めたいなぁと思っていましたら、住吉っさんも「頑張りや」と応援してくれはりましたので、それで力を得まして、こしらえました。 ![]() 去年の春に初辰猫を特集した番組がNHKで放映されまして、なんと全国放送、ほんの少し映りました。 NHKだけに、ウチやとわからんように放送してはったのに(余談ですが僕たくさん映ったかもわからないんですよ「初辰さんへの思い入れ」を熱く語って下さいって云うて下さったのを、初辰さんを深く信心してはる方なんてもっともっとたくさんいてはるし、何だか僭越な気がしてお断り申し上げたんです。)それからどない探しはったんか、たくさんの方が来て下さってびっくりしました。 やっぱり住吉っさんって信心されてはんねやなぁと、誇らしかったです。 色んな方から「他の色ないのん?」と云われましたので、最初は住吉さんが入っているだけに伝統的な「赤」に染めようかと思いましたが、仲良くさせてもらってる神主さんが「ピンクはどう?その方が可愛らしい」と、意外なアドバイス、確かに綺麗やし可愛いやろうなぁと思ったのでピンクに染めて見ました。 ![]() 一足先に春が来ました。 |
巡業芝居 |
まだ、詳細は発表されていませんが、巡業の「松竹大歌舞伎」に仁左衛門さんが出はるようです。
9月の上旬には近畿に回ってきはるので、神戸文化ホールか、岸和田の浪切ホールあたりに来てくれはるんやないかとニラんでいます。 浪切ホールは風情のある小屋なので、やってほしいなぁと思います。 演目は「雨の五郎」に「すし屋」やそうです。 配役はこんな感じやないかと。 何年か前(2003年やったかなぁと)に松竹座で見たのですが、そらエエ舞台でした。 「夏祭浪花鑑」にしろ「すしや」にしろ江戸演出と云うのがありまして、スッキリとした江戸っ子のイキでイナセなところを魅せるのですが、やっぱりこういうものは上方の、義太夫の本行に沿った演出の方が僕は好きなんです。もうすっかり江戸中心で、上方演出は「野暮ったい」と云われがちですが。 仁左衛門さんは、その上方風のやりかたでもって権太を演じておられました。 「ああ、こんな兄ちゃんおるおる」と思えるような権太で、それに相手役の秀太郎さんの小せんも「ああ、こんなオバチャンおるおる」って感じでした。 微笑ましい場面から一転、悲劇に変わるメリハリのすっかり舞台に魅入ってしまい、ポロポロ涙したのを覚えています。 これは是非かぶりつきの良席を取り、見ねばならぬと思っています。 ![]() |
ちなみに |
ちなみに今、てぬぐいの追加の染め出しをしています。
てぬぐいの型紙が弱ってきたのは、ちょっとモデルチェンジもしています。 もうすぐ染め上がってくるのは・・・・・ ●「初辰猫」おなじみ住吉さんの初辰猫のてぬぐいです、金運向上の山吹色と、幸せを呼ぶピンクで染めています。 ● 桃葉さんとの「てぬぐいデザインコンペ」「ドクロレース」をマカロンな淡いグリーンバージョンで。 ●「茅淳の海」をこんな感じに。 ![]() あと「桜の通り抜け」と「住吉踊」も、考え中なんです。 染め上がったらまたお知らせしますので、どうぞ宜しくお願い致します! |
新作です |
![]() 「笑」の字を豆絞り風にしてみました、数種類の笑顔をアクセントにしています。 よく、大阪人が二人寄ると漫才みたくなるっていわれますよね。 子供の頃、土曜日お昼に学校から帰ると、テレビでは松竹や吉本の新喜劇、漫才に落語にバラエティの司会はノックさん上岡龍太郎さん、あっちこっちでお笑い尽しでした。 あっちゅう間に夕方で、思い返せば勉強もせんとなんだかずーっとテレビを見てたような気がします。 大阪はお笑いのメッカ。 大阪てぬぐいならば、やっぱり「笑」がないとアカンやろうと思いました。 笑門来福、笑いで免疫力アップ!そんな気持ちでこしらえましたんですねん。 皆さんにエエことありますように。 そんな想いを込めて作ってみました。 ![]() |
ずいぶん |
あきましてすみませんです。
どうもお酒を頂いてもあまり美味しくないなぁと思いましたらば、やはり土曜日の昼下がりから寒気がし出しました。 上等のユンケル2本に、葛根湯で防衛。 夕飯には食欲が失せてきたのに、無理矢理血のしたたるようなビフテキの草履のような大きさのものと、オニオンスープに山盛りのサラダをウーロン茶で流し込むように詰め込み、休みました。 でも今回はどうやらお腹の風邪やったようで、夕飯の食事が逆効果やったのか、一晩中苦しくて眠れず。。。。。 昨日は、もう観念して一日安静にしておりました。 ビフテキから24時間以上、何も食べずにほんの少しのポカリスエットでしのぎましたらば、マシになったので、 昨晩は、あんかけうどんに生姜を効かせて、少うし頂きました。 道頓堀の「今井」のあんかけうどんには、細うに刻んだキクラゲが入っていて、それが鶏卵とあんのトロトロと合うて好きなので、ウチでこしらえる時には真似しています。 デザートにヤクルトとリリーの桃の缶詰も頂きました。 病気の時にはリリーの桃の缶詰 子供の頃から熱を出したらこれでした(あとはおかいさんに、重湯、あんかけうどん)、パインアップル缶とミカン缶とバナナと牛乳と缶詰のシラップ(リリーの缶詰には「シラップ漬け」と書いてあります)を入れてミックスジュースを作ってくれたりもしましたっけ。。。。 ![]() だから今でもたまに買います、もっと安い缶詰もたくさんあるけれど、これじゃなきゃです。 でも、聞く所によると、このブランドの知名度は京阪神(西日本)中心やそうで、全国的(東日本)には「明治屋」なそうですね。 明治屋のハイカラなシュッとした感じもそりゃあイイですけれど、見て下さいよ、このパッケージ! 豪華でエレガントで、ちょっと手描き風で可愛い過ぎません?昔から変わらないパッケージ。 やっぱり風邪の時にはこのパッケージを見ないと食べた気がしませんよう。 |
商店街噺 |
こないだはまた雪でしたねぇ。
粉浜にもツララが出来ました、小指ほどの小さなツララです、可愛い。 ![]() 手ぇがかじかむほどに寒い時でも、お客さんは商店街にいらしてくれます。 ありがたい事に「お肉はどこそこ」「野菜はどこ」「お豆腐はもちろんあそこやないと」 と口の肥えたお客さんが云うてくれはるのんは、同じ商店街の住人として身内のようにうれしいんです。 粉浜にしかないオリジナル商品を出されているお店も結構ありまして、 手前味噌ですがウチもオリジナルのてぬぐいや伊勢木綿、別染の友禅などをやらせてもらっているわけですけれども、最近それらがようやく認知されたのか、良さを認めて下さったのか、メディアの取材がとっても増えています。 昨日も取材に来てくれはりました、今日もいらっしゃるようです。 ![]() この取材の放送は、22日火曜日ABCにて早朝に流れるらしいのですが 商店街の取材は、探偵ナイトスクープ、せのぶら、となりの人間国宝さん、NHKさんの特集、旅番組、枚挙にいとまがありません。 3月には「Meets」や「大阪人」にも載せてくれはるらしいです。 まだまだ寒いですがどうぞまた遊びにいらして下さいね。 ココロヤも色々可愛い商品を揃えてお待ちしております。 井川とうふさんがこんなブログにのっていました。 読んでると無性に食べたくなります。 粉浜商店街のホームページです。 UPしたばっかりなので、まだまだ発展途上なのですがどうぞご覧下さい。 僕が担当させてもらってます。 |
細帯二種 |
細帯とも四寸帯とも半幅帯とも云いますねぇ
締めやすうて、可愛ゆうて。 伊勢木綿ココロヤ柄の半幅です。 ![]() 桃葉さんの「紫格子」とひよささんの「京紫の縞」です。 ![]() ![]() ![]() ![]() 昼夜になっていて、一粒で二度おいしい。 伊勢木綿特有のザックリ感がイイ風合いです、締めやすいですよ。 9500円(9975円)です。 手作りなので生地代と縫製を合わせたら結構な原価になったんですけれど、がんばりました。 自信を持ってオススメできます。 |
雪うさぎ |
雪が降りましたねぇ。。。
真っ白になって美しいこと! 店に立っていると、足元からジンジンと冷えてきましたが、雪やと思うだけで何だか嬉しくなりますね。 ウチの犬(トイプーオス3歳)に見せてやろうと、空き地に連れて出ましたが、すぐ引っ込んで寝床で丸くなっていました。 野性がなさすぎです。 「犬は喜び庭駆け回り、猫は炬燵で丸くなる」が日本の雪の情景のお決まりやのに。。。。 雪うさぎをこしらえました ![]() 何度かやりなおしました、思い通りに作るのは中々骨が折れますね。 ホントはもっとシュッとしたうさぎさんをこしらえたかったのですが、なんだかちょっと間の抜けたようになりました。 お客さん曰く「作り主に雰囲気が似るものね」って。。。。。 雪と言えば、上方舞の名品「ゆき」 落語「たちきれ線香」のクライマックスでも有名ですね 花も雪も 拂へは清き袂かな ほんに昔のむかしのことよ 我まつ人も 我をまちけむ 綺麗な詞章に綺麗な音 大阪文化の奥深さの一つやと思います |
飛行機柄 |
所用で関空に向かうのに、かっこいいラピートに乗りました。
プチ贅沢です。 粉浜から関空に行くのは、空港急行でも時間は変わらないのですけれども、なんだかラピートに乗るとワクワクします。 ワクワク代が500円(座席指定券) プチ贅沢です。 座席の前に関空の小冊子が入っていたので、見てみました。 そしたらこんな記事が! ![]() こんな宣伝をしたはるとは知らなかったので、びっくり嬉しかったです。 緑、紅、の2色を染めました。 近々「辛子色」を染めてお納め致します。 関空におこしの折はどうぞご覧くださいね。 場所はこちらになります。 |
入荷です |
男物のウールのアンサンブルの反物が入荷しました。
![]() 今はもう織られていない貴重品のウールです。 ウールの中でも最高級と言われた、西陣は「しょうざん」のシルクウールです、生地に絹が入っているんですよ。 ![]() ![]() ウールの丈夫さ、暖かさ、手入れの手軽さ(ドライクリーニング) 絹の光沢、風合い 二つの繊維のエエとこどりをした織物です。 今ではすっかり知る人ぞ知る商品になってしましました。 問屋筋では扱ってませんが、仲間の呉服屋さんが大切に持っておられたのを、融通してくれはったんです。 いろんなお店から集めていますが、おかげさまですぐにお嫁に行っています。 今回は4反頂きました、お早めにどうぞ。 生地は37800円です。 反物幅は1尺、裄が1尺9寸ちょっとの上がりです、178センチの大柄の方でも調製させて頂きましたが、裄は少し短めになりました(違和感はありませんでした、最近は裄が長めの流れですが、むしろスッキリとしていました)、ご留意くださいね。 ウールは基本、単衣仕立ですが、金巾(裏地)を入れたり、八掛を付ける提案をさせてもらっています。 絹と見まごう風合いですので、ちょっとヨソユキな場面でもお召頂けるので袷仕立ての方が良いと思います、その方がオシャレですしね。 羽織には額裏を入れます。 裏地によって、額は上下しますが、仕立て上がって9万円前後になります。 お値打ちです。 |