おはらい |
もうすぐ「住吉祭」です。
住吉祭とは別名「おはらい」とも云いまして、大阪の一の神様として大阪中をお清めになられます。 ココロヤも29日には門幕を張り、神様をお迎え致します。 お祭り日には、毎年恒例ですが「鱧のつけやき」「焼いた鯵を酢ぅに漬けたん」「蛸酢」「白天のおつい」「冷素麺」、居酒屋メニューみたいですが、お祭りの日に頂くのは格別です。 三十日(金)は午後八時より、第一本宮で「宵宮祭」 三十一日(土)は午後五時より無形文化財指定の「夏越祓神事」 五月殿の「大祓式」のあと、 夏越女・稚児、一般の方も参加して本宮に参進しながら、茅の輪を3度「住吉の夏越 (なごし) の祓する人は千年 (ちとせ) のよはひのぶといふなり」という和歌を口ずさみながらくぐる「茅の輪くぐり」があり、 最後は第一本宮での「熊野舞」や「住吉踊」が披露されます。 八月一日は午後二時より「お渡り」 神輿を中心に、武者行列、稚児、船神輿、雅楽、獅子神楽、住吉踊などの行列が、堺の宿院頓宮まで行進します。今年は堺の火縄鉄砲の保存会の方々の演舞もあるそうですよ。 ちなみに、三十日と三十一日の夕刻からは境内で「平野地車囃子」と「枕太鼓」 三十一日の午後三時からは「住吉踊」にルーツを持つ江戸の「かっぽれ」の里帰り披露。もあります。 暑い暑い日々が続きますが、浴衣姿で是非お詣り下さいね。 |
切り売り |
おかげ様で好評の「切り売りの浴衣地」、子供柄なので(大人柄の切り売りはとっても高くなりますし、勿体ないのでやっていません)柄ゆきは子供っぽいですけれど、そこがまた可愛いですよ。
で、毎年その浴衣地を使って、ほんの少しなんですがアロハをこしらえてもらっています。縫製は近所の洋裁店で。 去年は龍の柄の大人ものから、MとLとLをソツのないように作ってもらいました(ちょうど注文が重なったので、仲良く三人で分けました) 今年は、こんな柄で作りました。 ![]() 白地に金茶の井絣です、子供用の浴衣地として、工場で別に染めてもらいました。 ココロヤのオリジナルです。 浴衣地って肌触りがイイし涼しいんですよね、気持ちイイ。 お客様から注文を頂いているのの、試作品です。 シルエットやらポケットの位置をもう少しかえてもらって、お客様用のを縫製してもらいます。 試作品は僕のに。 ちなみに用尺は1丈4尺、1尺315円なので4410円 縫い賃は6300円、フォルムはM、L程度の大まかなものにすることでコストを押さえてもらっています。 合計10710円です。 値打ちはあるとおもいますよ。 |
おまつり |
おまつりがすぐそこで、おかげ様でバタバタさせて頂いております。
更新が滞ってすみません。 「ついったー」はつれづれにつぶやいています。 ほんとうに「つぶやき」になっていて、ぜんぜん商売とかじゃないんですけれど、もともと商売に繋がればとか思ったりもしたんですけれど、いわゆるワタクシ草食系?なものですから ガツガツ行けないんですよね。 回りのお客様や友人には「もっと前へ!」「もっと割り切って!!」「ガンガン行け!!!」と有難くも云うて頂いてるんですが。。。。。あ、フォローして下さい! |
夏の色々 |
![]() 「紗献上」博多の紗の九寸です。ゆかたに合わせれば、大人の魅力。 ![]() 「ポーラ」サマーウールとも言います。遠州で織っているものです。 夏にウールって変な感じですが、糸を強く撚って、薄物に織ってあるので、サラサラして気持ちがイイですよ。 ドライクリーニングなのでお手入れも比較的楽です。最近少なくなりましたねぇ。 ![]() 「セオα」です。機能性繊維です、汗を発散するので、合繊ですがかなり涼しいです。 ![]() 夏の定番「小千谷」です。本麻はイイですねぇ。 ![]() 近江の麻の襦袢地です。 ![]() 芭蕉布の絹バージョンです。白生地なので、お好みの色に染められます。 ![]() 和紙をコヨリにして織り込んだ、洒落帯です。 |
注染色々 |
夏の色々を。。。。。
![]() 大阪名物こころやの浪花本染てぬぐいです。もちろん注染! ![]() 切り売りゆかたです。子供の浴衣は四つ身でもニ丈あれば充分なので、一疋(二反分)の生地を切り売りしています。 オリジナルの生地がたくさんあります、もちろん注染です。柄行きはベービー柄という、昔ながらの子供物の柄が中心ですが、去年雑誌に掲載されて以来、ワンピースやブラウスになさる方も多いですよ。これでゆかたを作れば、お子さんがきっと主役になりますよー! ![]() 子供へこ帯です。ナイロンと正絹があります。 ![]() 既製品のこども甚平とゆかたです。洋服屋さんにあるような、ゆかたドレスはありませんけれども、昔ながらの(もちろん注染!)デザインばっかりですけれど、僕はこれが一番可愛いと思っています。 ![]() 大人ゆかた色々です。注染の竺仙や源氏、オリジナルの柄を揃えています。 ![]() 歌舞伎ゆかたの「かまわぬ」柄です。 粋ですねぇ! 自画自賛でした! |
初辰詣り |
住吉大社の「初辰さん」
ココロヤにある始終発達の初辰猫さんです。 ![]() 皐月の暮れにNHKが全国放送で住吉っさんの「初辰まいり」の旅番組を、夜の7時半から放送しはりました。 で、その中で、こういう感じでちらりと映して頂きました。 ![]() 初辰猫の猫のてぬぐいを、ココロヤの「浪花本染てぬぐい」として染めていまして、初辰さんつながりで映して頂いたんです、そしたら全国放送のそれもゴールデンタイムなので、おかげ様で好評で、申し訳ないんですけれど、早々に売り切れてしまいまして。。。。。 今まで関西のローカルの番組で、ちょこちょこ出して頂いたりもしたんですけれども。 例えば最近では、こんな感じで。 ![]() 「あらびき団」でおなじみの「ビタミンS」さんです、ケーブルテレビの「ピタペディア」という番組に出させて頂きました。こんなん申しあげたら失礼かもわかりませんが、けれども反応が格段の差で、NHKを見たと遠方から住吉っさんのお詣りのおついでにお立ち寄り頂く方も多くて、その度に「初辰猫、すんません売り切れまして。。。」と申し上げるのも心苦しく。 只今、鋭意染めております、ただ工場が超繁忙期で(てぬぐいブームも重なりまして)順番待ちになっています、計画性と先読みの出来ない僕のせいなのですが、どうぞ皆様、暫くお待ち下さいますように宜しくお願い申し上げます。 そういえば先日は、東京の国分寺の方がお越し下さいました。 国分寺は19の年から10年ちょっと住んでいまして、思い出がたっぷり詰まった第二のふるさとなので、とっても話が盛り上がり、楽しい楽しいヒトトキでした。 |
長刀鉾の |
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つぶやき |
仕事はしています!していますとも!!
呑んでばっかりではありませんとも!充電をして、また頑張るのです。 そして、昨日は久しぶりのお芝居。 毎度おなじみココロヤの「つぶやき」です。 皆様フォローをよろしくお願い申し上げます。 7/7.19:53「道頓堀の中座に手拭の納品。その前に重亭でポークチャップ、野菜スープ、ハムサラダ、ライス。」 洋食屋さんのスープが昔の味がして好きなんです。野菜サラダもシンプルさが好きです。 7/7.20:35「あ、愛之助丈や!なう。そっか芝居がハネたんやね、明日は一日芝居三昧、楽しみ~」 中座の納品が終わって裏口から出て帰っているところで偶然歩いてはりました、男前ですねぇ。 そして当日。 「御殿の前半の大根な事、浄瑠璃の悪い事、観客の醒めた事。だから余計に孝太郎丈が素晴らしかった。幕間は、はり重で特製牛丼とビール。 12:32 PM Jul 8th Keitai Webから」 はり重のスペシャル牛丼、出てくるまで時間がかかりますし、ちょっとお高いですけれど、いつも食べている牛丼とは別物です、お肉の味を生かしたすきやきがご飯の上に乗っている感じです、美味しい。 ![]() 「大松島の綱豊卿にしゃくりあげるほど泣いてしまった。アラビアにて冷コなう。 3:17 PM Jul 8th Keitai Webから」 大松島、大好きです。贔屓目があるのは認めます、もうどうしようもないほど泣きました。男のロマンです。 「幕間。双蝶々半通し、面白いなぁ。ワンカップなう。 5:23 PM Jul 8th Keitai Webから」 「いいねぇ。「狐川を左にとり右へ渡って山越に。。。」あぁ大好き。 6:50 PM Jul 8th Keitai Webから」 「十代の頃、南座の顔見世で見た引窓。鴈治郎丈、富十郎丈、宗十郎丈、先の吉弥さんの母お幸、良かったなぁ、宗十郎さんのあの鼻がたまりませなんだ。 7:06 PM Jul 8th Keitai Webから」 先代の吉弥さん、どうみても女性にしか見えなくて本当に母性あふれるお母さんで、大好きで食い入るように見ていました。宗十郎丈の古風さが好きでした、ぽってりねっちゃりしているのに、鼻がシュッと高くて、あの横顔の鼻の形は梨園一やと思いました。 「弥栄芝居賑、竹三郎さんの味のあること。龍馬がゆく、いたたまれずに中途退出。さて一杯呑みに行こ。 約23時間前 Keitai Webから」 朝から通しでくたびれましたので、ちょっと抜けました。 そのあとハイボールで串カツを頂きましたが、そこのご店主が歌舞伎好きで、芝居の話に花が咲きました。 夏のお召し物のお方もチラホラ。 イイもんですね、やっぱり。 夏着物は。 |
そそぎ染 |
てぬぐいと云えばそそぎ染。
最近は主役の座を捺染に譲りましたが、浴衣もそそぎ染が素敵です。 糸の中まで染料を行き渡らせるので、発色と通気性がイイんです、風合いや肌触りも柔らかいですし。 ただ、一時代前の技法なので、染めムラ、汚れ、色落ち、生地難、そんなのが捺染(プリント)と比べて、 格段に多いんです、デパートや大手さんでの扱いが少なくなったのは、クレームが多いから。 仕立てる前に、チェックをして目立たない場所に入れたりしますけれど、それでもどうしようもなくてムラが目立ったりすることもあります。 でもとてもイイものだと思いますし、これからも無くならずにいて欲しいモノの一つなので、 皆さんどうか大きなココロで応援してくださったら、とっても嬉しいです。 |
へちま枕 |
小物色々です。
まずは、へちま帯枕(僕の心の中ではヘチマクラと云ってます) ![]() 普通のボテ(帯枕)と比べたらちょっと高いなぁ(2625円)と思ってしまいますが、何の事はないそれは僕がボテを付けないから云えるんであって、暑いらしいですね普通のボテ。 珍しく母が大喜び「エエわぁ」って。 ちょっと高さが高めで、大きめなのが最初は違和感があったのですが、夏帯って薄めのモノが多い事を思えば、これくらい大きめの方が、帯にボリュームが出て着姿は綺麗なはずです、作った人、結構考えてはりますわ、ちょっと素敵。 それと、へちま前板。 ![]() ヘチマに前は麻生地を張り巡らして後ろはメッシュになっています、3990円。スグレモノです、スースーでしょうね。 これも結構しっかりした前板ですけれど、枕と同じ考え方でメッシュの前板よりも着姿は綺麗だと思います。 触り心地がサラサラ。 和装小物特価コーナーです ![]() ネットとか、船場とかできっともっと安くで売ってるんでしょうけれども。。。 まぁ僕なりに頑張りました。 こういう物とか、目玉商品って、原価スレスレとか損するくらいの勢いで売りはって、それが宣伝になったり、集客に繋がったりして、結局ほかに利益の取れるものでガッツリって商法でやってはるんでしょうけれど。 「そうやない」って反論される同業者さんもおられるんでしょうけれど、何でもかんでも激安特価じゃ、この呉服業界のシェアでは長続きはしないし、まして業界全体、川上から川下が疲弊する原因になります。 「三方良し」作る人も、売る人も、買う人もみんなが幸せになれますように。。。。 ごめんなさい、批判がましい事いっちゃいました。 まぁそんな難しい事はさておき、何かのおついでの折に、ハンガーとか、腰紐とか、コーリンベルトとか、伊達〆って結構消耗品だと思いますので、お求め下されば幸いです。 お祭りにはこんなのも。 ![]() 歌麿の美人画にも出て来そうな柄でしょ。 実際、歌麿の美人が持つ団扇は「江戸団扇」でこれは「京団扇」柄の形が違うのです。 さしづめ京美人ってとこでしょうか。(4725円、廉価版は840円からあります、これは手彫りです、不思議なんですが扇ぐと風が強いような気がします) ![]() 知名度は「道明」に劣りますが、品質は勝るとも劣らない江戸組紐の老舗「平田ひも」の夏の帯〆 参考上代10500円(税込)を6300円、好評なので、なくなるまでこの価格で。値打ちありますよ! ![]() 夏の帯揚げが4200円 ![]() 下駄もありますよ! あ、最後にコレ。 ![]() 小千谷の半襟です。 真っ白な半襟も、爽やかで初々しくて素敵ですけれど、ちょっとキナリのほうがイイと思います、肌色に合います、なのでちょっとキナリを入荷しました。4200円。 襟元がスーッとしますよ。 ふらりとお立ち寄り下さいね! 次回は、着物や帯を書こうかと思っています。 夏時間、明るいウチから呑むのはこたえられませんが、反面明るいウチに店を閉めるのが嫌いです。 なので7時半までは確実に、配達がなければ8時頃までやっています、ご一報下されば、9時10時まで平気ですので、どうぞご遠慮なくお申し付け下さいませ。 |