木綿展の |
DMが出来上がってきました!
しかし何ですねぇ、きょうびの印刷屋さんって格安ですねぇ。 プリンターよりも上がりはイイし、感動します。 イラストレータでデータを加工して、指示通りに作ったものを、圧縮して送るだけで翌日には思い通りのものが上がってるのですから、嘘みたいです。 デザインとイラレをかじっててよかったなぁとつくづく。 ![]() ![]() どうぞよろしくお願いいたします! |
我が師匠 |
我が師匠「そめこうげい攸」の玉村咏さんの会が京都文化博物館で開催されます。
![]() 上手く云えませんが、僕はこの方から有象無象の事を教わりました。 業界の内情、着物に対する考え方、色の見方、着姿、美しさ、売るという事、インチキではない事、心を込める事、まっすぐな事、熱意。。。。。 僕が荒れた海に漂う小舟だとしたら力強い灯台のようでもあり、全ての事が心に響いて、示唆に富み、尊敬する先生であります。 価格で云えば作品は決してお安いものではありません。 でも作品の数々は一般的な展示会にあるような、高級呉服と称されたり、あるいは「作家物」と称されたりするだけで「高い」だけのいかがわしいものでは決してありません。 玉村さんの思いが考え方が熱意が一点一点に入っています。 僕はそれだけの値打ちがあるものだと思っています。 そしてなにより美しいです。 是非実際にご覧になって下さい、何かを感じて頂けると思っています。 春の桜の京へいらしたおついでにでも覗いて頂ければ。 |
ツクシを |
ツクシを摘みました。
![]() ちょっと遅かった。 桜とおんなじで今年は例年より早めです。 もぅだいぶと伸びきってました。 それでも立ち止まってしゃがんで見渡せば、シャンとしたのが見つかります、視点を変えればまた見つかります。 歩きながら探すだけだとわからない。 ツクシ摘みは人生の極意です。 ま、難しい事はさておき、これから袴を取って、一晩アク抜きをして、明晩には佃煮に。 酒のアテです。 ヨモギもたくさんありました、若芽を揉んだら良い香りがしました、でもヨモギ餅は作るのが面倒なので却下。 |
二日目! |
『ウエダテルオ人形展』
昨日は無事に初日を打ち上げました。 ![]() ![]() ![]() 素敵! ちなみにこんなのもあります ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 人形は非売品です、見てフフフって笑って下さい。 アクセサリーは、ウエダセンセが京の知恩寺の手作り市で出したはるのを置いてます。 上田センセの作品の匂いが大好きなのと。 上田センセが粉浜商店街の匂いを好きでいて下さるのと。 作品を見に、色んなクリエーターさんが来て下さったりして刺激を受けたり、センセの人形を介して輪が広がったり。 それが何より楽しいです。 ちょっと話が堅くなりますけれど、着物って「文化」ですから、僕ら呉服屋も発信せんならん事ってあると思っています。 春のうららの下町粉浜に、チンチン電車にでも乗ってどうぞふらりと遊びに来て下さい。 住吉公園の桜も咲きました。 |
竺仙浴衣 |
江戸ゆかたの正統派「竺仙」の今年の浴衣の見本反が届きました。
![]() この中から、ココロヤ好みのものを選んで、染めてもらいます。 見本は5日間ほど店におります。 全種類の柄が見れますので、「今年は竺仙のゆかたが欲しい」とお考えの皆様、どうぞご覧にお越し下さいませ。 「浪花本染ゆかた」や「京ゆかた」が、お出汁のはんなりした今井さんのおうどんやとしたら、 「竺仙ゆかた」はさしずめ、並木の薮のお蕎麦の風情です。 スキッと粋です。 |
決定です! |
たくさんの方々に着物の良さを知って頂きたい。
そんな気持ちを持ちつ、同世代のキモノ好きの方々に色んなお話を聞いて行き着いた場所が、先日、お伺いした「伊勢木綿」の臼井織布さん。 「伊勢木綿」のこころや日記です。 ありがたい事に「コラボてぬぐい」でお世話になった「桃葉さん」や「正覚寺さん」のご夫妻のご助言と、ご協力と後押しを頂いて、早速なんですが伊勢木綿の会の日程が決まり、開催の運びとなりました! 題して「伊勢木綿とブログで評判の帯留めたち」 4月16日(金)~4月21日(水)ココロヤ店内にて。 「七緒」さんでも特集されていましたが、これからの季節「伊勢木綿」がもってこいかと。 「臼井織布」さんで大事に織られた、沢山の伊勢木綿反物と、 「桃葉さん」にご紹介頂いた、 まこきちさんの作る「東風杏」帯留め 日比野琴さんの作る「琴」帯留めを展示予定です。 頃はちょうど、春の陽気。 下町色の濃い住吉界隈のお散歩も兼ねて、名店揃いの粉浜商店街のお買い物も兼ねて どうぞ、スケジュール貼とにらめっこして 貴女の「伊勢木綿」を見つけにお出かけ下さいませ。 何と18日(日)13時~夕方には、桃葉さんも店頭に立って下さいます! 楽しくて素敵なコーディネイトが出来る事、請け合いです! 何か凄い会になりそう。。。。。 夢のようです。 またちょうど期間中の17(土)には、歩いて行ける距離に在るお寺 「正覚寺」さんで染丸師匠の寄席が開催されます。 ダブルで堪能するのもアリかと。 人気の寄席なので、早めのご予約を。 「正覚寺寄席~林家染丸一門会~」 15時開演@正覚寺本堂 (阪堺線「塚西」徒歩3分・南海「帝塚山」徒歩5分・地下鉄「玉出」徒歩10分) 木戸銭、2000円 林家染丸・林家染弥・林家染左(お囃子紹介あり) 問:「正覚寺さん」06-6671-6229 この会を開催するきっかけになったのは 夏の彦八まつりの林家一門のブースのくじ引きで 染丸師匠が描かれた掛け軸が当たった事だそう。 掛け軸のお披露目も在るそうですよ。 これから、より一層楽しんで頂けるように色々考えて、フライヤーを作ったり、詰めていったりします。 皆さん、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 |
お知らせ |
と、お詫びを。
先週。 30代ほどの男性の方。 女性と共におみえでした、芸事をやっておられそうな空気感の方と聞きました。 僕の留守中、店の者がご接待させて頂きましたが、「襟止め」のご注文だのに、間違えて「角帯止め」をお渡ししてしまいました。 ご返金と交換をさせて頂きたく、どうぞこれを読まれましたら、ご一報下さいませんでしょうか? わざわざお越し下さって、えらいどんくさい事で申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い申し上げます。 こころや拝 |
染丸師匠 |
林家の染丸師匠が、何と粉浜にお見えになられます!
何て贅沢!! これは行かねばなりますまいて。 いつも大変お世話になっております、東粉浜の「正覚寺」さんで開催されます ● 林家染丸一門会@正覚寺寄席 ご出演:染左さん、染弥さん、染丸師匠。(お囃子紹介もアリマス!) 日時:2010.4.17(土) 開場14:30 開演15:00 場所:正覚寺本堂。大阪市住吉区東粉浜1丁目6-5 阪堺線「塚西」徒歩3分 高野線「帝塚山」徒歩5分 南海線「粉浜」徒歩6分 地下鉄四つ橋線「玉出駅」徒歩10分 木戸銭:2000円 お問い合せ、ご予約:「正覚寺」06-6671-6229 ※お席に限りがございますので「電話」もしくは「HPよりメール」にてご予約頂きますようお願い申し上げます。 ![]() |
地方巡業 |
月曜日は伊勢木綿の臼井さんの所へ(津)
火曜日は一流織元、K山織物さんの工房へ手織りの本袋帯の見学(京北) 水曜日は尊敬する作家さんの元へ別染の着物の勉強(上京) 木曜日は私用で(和歌山) 今日は別注手拭の発注に(堺) いっぱい色々有りすぎてどっから書いたらええのかわかりません。 皆さん本当に親身になって教えて下さいます。 街場の親子二人だけの、ショボい小売屋風情によくぞそこまでって事ばかり。 正味の話、ウチって大した販売力ないはずなんです、ビジネス的には旨味なんてないはずなんです。 せやのに、何であそこまでしてくれはるんやろ。。。 僕に何かご恩返し出来る事があるんでしょうか。。。もっともっともっともっと真摯に頑張らないと! あと、色々書きましたが、言いたい事が、わけわかんなくなりましたので、消去! |
伊勢木綿 |
聞くところによるとウチでは普段着としての太物(木綿物)は、ひぃおじぃちゃんの時代には、たくさん扱っていたようですが、おじぃちゃんの代には銘仙が流行り、父の代にはウールになり、僕の子供の頃もウールが主力で、また京都へ上がっても問屋でお目に掛かる機会も少なく、それに正味の話、一般的に木綿生地(久留米や薩摩上布などは別として)はご年配の世代のイメージが良くない、まぁこれはきっと丁稚ハンやお千代ヤン、モンペ、野良着の印象が強いのやと思うのですが(実際そうやったわけですけれど)そんなこんなで、てぬぐいやハッピなどの木綿使い以外では、オシャレな和の雑誌などではしばしば目にしていたものの、呉服屋特有の先入観もあり、恥ずかしながらあまり意識する事がありませんでした。
それが、ココロヤの普段着の主力商品であった、ウールが、京都筋や船場あたりから消えてしまったことや、親しくして頂いている方々が木綿をお召しになっている姿が良かった事などがきっかけになり、なおかつ色んな方々から「伊勢木綿はいいよぅ」ってお話を聞いたのが決定打で、もぅいてもたってもおられなくなり、今さらと思われる方もおありでしょうが、先週の金曜日に連絡をし今日あつかましくも押し掛けて参りました。 伊勢木綿の「臼井織布」さんです。 どこの馬の骨かわからん僕に、非常に熱い、そしてわかりやすいお話をたくさん拝聴しました。 共感できる事がたくさんありました。 着物業界のこと、問屋のこと、木綿の世界。。。 ここでは到底、書ききれませんが、年々和装の世界の良いものが、特に日常品としての良品が、まぁこれも時代の流れなんでしょうが、無くなって行き、染めも織も一度途絶えてしまえば、特に織は織機を壊してしまえば、もう二度とその特徴のある風合いを再現する事は出来ないと言われている中で、臼井さんのような方がいて下さるのは光明だと思いました。 当たり前ですが布は糸を織って作ります。糸の太さ、縒りの強い弱いの組み合わせで色んなバリエーションが出ます。 伊勢木綿の、糸、染め、柄、織り方の特色、よその地方の織物との違いなども、微に入り細を穿ち教えて下さいました。 織機が動いているところも、特別に見せて頂きました。 TOYOTAの前身である、豊田織機の百年以上(!)経った織機が整然と動いている様子は、圧巻で見飽きる事がありません。 最新鋭の織機が「新幹線」なら臼井さんの織機は「チンチン電車」か「蒸気機関車」 一生懸命動く姿は機械やのに、暖かみを感じました。 糸を触らせて頂きました、縒りを優しく紡いでいるので、軽く引っ張っただけでプツリと切れてしまうデリケートな糸でした。 「今の高速織機では織れません、糸がすぐに切れてしまいます」とおっしゃっていましたが、なるほどこの糸ではそうやろうなぁと納得。 あんな糸を織れるなんてすごい織機です、たくさんの歯車に、微妙な調整がされているんでしょうね。 江戸時代のカラクリ人形を思い出しました。 先人の物作りに対する真摯な姿勢が機械から伝わってきて、じぃんとしました。 そしてこれを守られている臼井さんに頭が下がりました。 背筋が伸びる思いです。 話変わって、結城紬。 あれは糸を優しく手で紡いだあと、そうっと、なおかつしっかりと織るのですが、そうするからこそ生地は強く、でも数年着れば綿に戻ってしなやかで柔らかく最高の風合いになるんですよね。 臼井さんの織機で生地が織られたものを見て触っていたら、結城と要領は同じやなぁと思ったんです。 綿の素材感をシンプルに生かした豊かな生地やなぁと。。。。。 デザインは昔ながらですが可愛いです。 「布団縞」なんか特に可愛いですねぇ、ポップなものから粋なものまでたくさん。 縞や格子のバリエーションの多さは今より昔の柄の方が気合いが入ってますね、きっと。 しかしえらい長居をしてしまいました。 楽しゅうて、ついつい。 帰りの電車でも、興奮醒めやらずなくらいでしたから。 あ、ほんの少し、分けて頂きましたよ。 早速店頭に陳列しようと思っています。 18,900円と15,750円の2タイプです。 細番手(薄手の生地)のものと、太番手(厚手の生地)があります。 木綿らしくて可愛いのは太番手のものですが、薄手の生地の方が着姿はイイかも知れません。 ま、そういう事はまた追って。。。 一反は私用品に仕立ようかと思っているのですけれども。。。 実際に着るのが、良さがわかる近道ですしねぇ。 お客さんより先におろすのは気が引けるのですが。 で、時期はまだ未定なんですが「伊勢木綿の会」みたいな事をやってみたいなぁと。 「展示会」とか「催事」は嫌いなんですが、本当に有り難い事に臼井さんにご無理申し上げたところバックアップして下さるとの事なので、お店が伊勢木綿一色で、素敵な生地に囲まれながらみんなでワイワイ楽しめるイベントを出来ひんかなぁと思っているんです、店に来て見てもらうだけも楽しんでもらえるような、なんかそんなことをしたいなぁと考えています。 また皆さん、良い案がありましたらご教示お願い致します。 ま、それはともかく。 今日は本当に良い物に出会えた素晴らしい日でした。 例によって写真はありません、一つの事に夢中になると、他の事に気が回らない悪い癖です。 まぁ写真は「伊勢木綿」で検索なさったらいっぱい出て来ます、ズボラ言いますけど。 |